中国各地の病院で今月、偽造した出生証明書を販売した疑惑が明らかになりました。人身売買された子どもの戸籍取得などが目的だったとみられます。事態を重く見た中国政府は17日、出生証明書に関する違法行為の全国調査を行う方針を発表しました。
偽造した出生証明書の販売は、子どもの誘拐を防ぐ活動に取り組むボランティアの男性が今月、1年以上の調査を基に各地の病院を告発したSNSの投稿で発覚しました。
国営新華社通信などによると、仲介業者と共謀して偽造の出生証明書を9万6000元(約200万円)で販売していたとされる湖北省襄陽市の病院長ら6人が逮捕されました。