ことし7
月、
福岡 博多の
伝統の
夏祭り「
博多祇園山笠」に
参加していた57
歳の
男性が
転倒し、
山笠の
下敷きになって
死亡した
事故を
受け、
男性が
所属していた
グループが
再発防止策をまとめました。
何らかの危険が
生じた
際は
山笠を
速やかに
止めることや、
事故が
起きやすい
場所をリストアップし、
参加者全員で
情報共有を
図るなどとしています。
ことし7月15日、福岡市博多区の路上で、伝統の夏祭り「博多祇園山笠」に参加していた57歳の男性が転倒し、山笠の下敷きになって死亡しました。
この事故を受けて、男性が所属していた、祭りを運営する組織の1つ「千代流」が再発防止策をまとめたことが関係者への取材で分かりました。
それによりますと、7月の事故について「事故が起きた際、各自がどのように対処すべきなのかを明確に理解していなかった」として、安全安心を一番の目標に掲げるとともに、何らかの危険が生じた際は山笠を速やかに止めるため、周りにいるメンバーが笛を鳴らすとしています。
そのうえで、事故が起きやすい場所をリストアップし、参加者全員で情報共有を図ることや、年間を通じて救護や救命の講習会を開くことなども掲げています。
「千代流」は所属する男性が亡くなったことは痛恨の極みだとしていて、再発防止策の周知徹底を行うことにしています。