▽多くの人が死亡した坂道では、事故の前後に1平方メートル当たり最大で10.74人、
▽坂道の上にある通りでは、最大で12.09人の過度な密集状態になっていたとしています。
専門家は、1平方メートル当たり7人程度が密集すると窒息するおそれがあるとしています。
事故発生の1時間以上前から、現場付近では自分の意思で身動きが取れない状況が続き、同時多発的に人が倒れたところにさらに人が押し寄せたことで、多くの人が窒息などで死亡したとしています。
さらに「空中に浮かんで足が地面につかない状態だった」とか「波に乗ったように行ったり来たりしながら、事故現場に強制的に押されていった」など、けがをした人の証言も記されています。
特別捜査本部は現場を管轄する警察署の当時の署長や自治体のトップなど、これまでに6人を逮捕していて、今回の捜査結果の公表を受けて捜査を終える方針です。