新型コロナウイルスに
感染して
亡くなった
人の
数は
感染拡大の
第8
波で
急増し、
先月以降の
およそ1
か月半で
全国で1
万2000
人を
超えています。
国内で
感染拡大が
始まった3
年前、2020
年1
月以降、
新型コロナに
感染して
亡くなった
人は14
日までで6
万2264
人で、
累計の
死亡者のおよそ5
人に1
人がおよそ1
か月半の
間に
亡くなったことになります。
厚生労働省によりますと、新型コロナに感染して亡くなったと発表された人の数は去年10月には全国で1864人でしたが、11月に2985人、先月には7622人と急増し、今月は14日の時点ですでに4998人と、先月を大きく上回るペースで増加し、先月からのおよそ1か月半で1万2620人となっています。
また、先月14日から今月10日までのおよそ1か月間に亡くなった人のうち、年代や性別が明らかになっている6505人について年代別にみると、高齢者が圧倒的に多くなっています。
▽10歳未満が4人で全体に占める割合は0.06%
▽10代が2人で0.03%
▽20代が8人で0.12%
▽30代が17人で0.26%
▽40代が41人で0.63%
▽50代が106人で1.63%
▽60代は306人で4.70%
▽70代は1122人で17.25%
▽80代は2638人で40.55%
▽90代以上は2261人で34.76%
60代以上の占める割合は、これまでの累計では95.38%でしたが、このおよそ1か月の間では97.26%となっています。
死者の平均年齢は重症者よりさらに高齢
国立感染症研究所が
先月1
日までに
報告があった
重症化したケースや
亡くなったケース、
合わせて
およそ4000
人について
分析したところ、
重症化した
人の
平均年齢は68.0
歳、
半数は73
歳以上で、
亡くなった
人の
平均年齢は83.1
歳、
半数は86
歳以上と、
亡くなった
人は
重症化した
人よりさらに
高齢となっていました。
また、死因が報告されている1168人についてみるとおよそ60%に当たる696人は新型コロナが死因とされていましたが、ほかに心不全が34人、がんが31人、肺炎が29人、老衰が29人、誤えん性肺炎が28人、腎不全が20人などとなっていました。
厚生労働省の専門家会合では、高齢者施設で感染が拡大することで、新型コロナに感染して亡くなる高齢者が、今後もより増加するのではないかと懸念が指摘されています。
厚生労働省のまとめでは、今月3日までの9日間に全国で確認されたクラスターなどの数は1256件で、このうち高齢者福祉施設でのクラスターは861件と全体の69%を占めて施設別で最も多くなっています。