日本新聞: 鳥取県の海岸に死んだダイオウイカ漂着体長3m超

鳥取とっとり県けんの海岸かいがんに死しんだダイオウイカ漂着ひょうちゃく体長たいちょう3m超ちょう

Jan 15, 2023 17:01 0

Furigana

15日にち、鳥取とっとり県けん岩美いわみ町まちの海岸かいがんで体長たいちょう3メートルを超こえるダイオウイカが漂着ひょうちゃくしているのが見みつかりました。海岸かいがんに漂着ひょうちゃくした際さいにはすでに死しんでいたとみられるということです。

15日にち午前ごぜん、鳥取とっとり県けん岩美いわみ町まちの海岸かいがんに巨大きょだいなイカが漂着ひょうちゃくしているのを通とおりかかった人ひとが見みつけました。

連絡れんらくを受うけて調査ちょうさをした「山陰さんいん海岸かいがんジオパーク海うみと大地だいちの自然しぜん館かん」によりますと、見みつかったのはダイオウイカで獲物えものを捕とらえる「触さわ腕うで」と呼よばれる長ながい腕うでがなくなるなど損傷そんしょうが激はげしい状態じょうたいで、海岸かいがんに漂着ひょうちゃくした際さいにはすでに死しんでいたとみられるということです。残のこっている部分ぶぶんの長ながさは3メートル20センチほどでした。

ダイオウイカは、主おもに太平洋たいへいよう側がわの水深すいしん200メートルから1000メートルの海うみに生息せいそくしているとされ、鳥取とっとり県けんの海岸かいがんで見みつかるのは珍めずらしいということです。

海岸かいがんの近ちかくに住すむ40代だいの男性だんせいは「家いえの窓まどを開あけると人ひとが群むらがっていてとても大おおきなイカが打うちあがっていました。とにかく大おおきくてびっくりしました」と話はなしていました。

「山陰さんいん海岸かいがんジオパーク海うみと大地だいちの自然しぜん館かん」の学芸がくげい員いんで海洋かいよう生物せいぶつが専門せんもんの小しょう矢野やの悠ゆう造みやつこさんは「このイカは、何なんらか理由りゆうで日本海にほんかい側がわに回まわってしまい、水温すいおんが低ひくいうえに海うみが荒あれているため、弱よわって漂着ひょうちゃくしたものと考かんがえられる」と話はなしています。