約30
人のメンバーの
平均年齢は、70
代後半。
ストレス解消やリラックス効果があるとされる「口笛」と一緒に、体を動かすオリジナルの体操を行っています。
何よりの“しあわせ”は、毎朝、仲間に会えること。
取材した日、ちょうど誕生日を迎えたという女性は、85歳に。
楽しい気分で吹けば、心にも太陽が昇ります。
「
元気よ!みな
元気!
口笛体操をして1
日の
始まりや。
ここに
来たら、
みんな“しあわせ”になれるの!」
リーダーの山下裕さんは、この“健康口笛体操”がスタートした12年前から、毎朝のように口笛を吹いてきました。
「
守口市で
始めたのは“
口を
守る”という
意味から、
身を
持って、
この体操で
健康を
維持しています」
守ってきた健康と桜
口笛で
守ってきた
健康。
もう1つ、同じ公園内で守ってきたものがあります。
福島県で、樹齢1000年を超えると伝わる「三春滝桜」です。
その“
子孫”が
公園に
植えられたのは、
東日本大震災の
翌年、2012
年のことでした。
震災が発生してからの2年間。
「口笛の会」のメンバーは福島県を訪問して口笛を披露したり、共に合唱したりするなど被災地との交流を深めてきました。
その証として植樹したのが、鉛筆のように細い「滝桜」の苗木でした。
滝桜のように1000
年先も
震災を
語り継ぐ桜であってほしい。
大切に育てること3年。2015年、ついに花が咲きました。
その後は、毎年、花が咲くと、みんなで花見をしたり、口笛を吹いたりしています。
口笛で咲く「滝桜」
ことし3
月11
日昼過ぎ、
最初の1
輪が
開花しました。
リーダーの山下さんは、メンバ-を前に、ある提案をします。
「口笛の吹ける人は口笛を吹いてください。それが私らの黙とうのやり方かなと思ってる、心を合わせて頑張りましょうよ」
東日本大震災の
発生時刻の
午後2
時46
分。
仲間のハーモニカに合わせ口笛で演奏したのは、童謡「ふるさと」
「ふるさと」を思い、手を合わせるすべての人へ、鎮魂の口笛です。
すると…
演奏後に、2
輪目の
桜が
開花しました。
「口笛の会」にも、笑顔の花が咲きます。
「すごい!すごい!ええ声やったから、滝桜に届いたんやなぁー」
リーダー・山下裕さん
「まず元気を持ってないと人は救えない。こんなんで救えるとは思っていませんが、1000年咲き誇る親の滝桜に負けないくらいに守口の桜が成長すると信じて、皆さんと一緒に口笛を続けていきたいと思っています」
“桜守”の思い
思いが
届き、1
週間後、
桜は
満開になりました。
メンバーが欠かさずに続けてきたことがあります。
福島県で被災し、守口に「滝桜」を植樹した女性へ、桜の写真を届けることです。
来年も1輪でも多くの花が咲きますように。
口も健康も桜も守る守口市の“桜守”。
祈りを乗せた口笛に、きょうも滝桜は耳を澄ませています。
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N2
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92
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N2
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55
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