若隆景は13日目の24日、小結 琴ノ若に取り直しの一番で勝って7勝目を挙げましたが、最初の取組で右足を痛がる様子を見せました。
その後、大阪市内の病院で診察を受けた結果、右ひざのじん帯の損傷などでおよそ3か月間の治療が必要と診断され、日本相撲協会に届け出て、春場所14日目の25日から休場することになりました。
若隆景の休場はおととしの初場所以来、3回目です。
師匠の荒汐親方によりますと、若隆景は再出場はしないということで、10場所ぶりに負け越すことになりました。
来月行われる春の巡業も休場する見通しです。
荒汐親方は「相撲が取れる状態ではない。結構、重い。けがには誰も勝てないので、きちんと直してまだ相撲を取ってもらいたい」と話していました。
25日に若隆景と対戦する予定だった関脇・霧馬山は不戦勝となります。
春場所では、ここまで2敗で小結 大栄翔がトップに立ち、3敗で霧馬山、小結 若元春、平幕の翠富士が続いていました。
そして、3敗の3人がいずれも敗れれば、25日に大栄翔の2回目の優勝が決まることになっていましたが、これで優勝が決まるのは26日の千秋楽へと持ち越されました。