衛星放送関連会社からの
接待問題で
懲戒処分を
受けた、
総務省の
谷脇総務審議官は、
参議院予算委員会で、NTTの
社長などとも
会食をしていたことを
認めて
陳謝し、NTT
側が
示した
会費を
払っており、
国家公務員倫理法に
抵触しないと
認識していたと
説明しました。
衛星放送関連会社に
勤める菅総理大臣の
長男などからの
接待問題で
懲戒処分を
受けた
総務省の
谷脇総務審議官は、
大手通信会社NTTの
社長などと
会食をしていたことが
明らかになっています。
谷脇氏は参議院予算委員会で、平成30年と去年に合わせて3回、NTT側と会食したことを認め「国民の皆様に更なる疑念を抱かせることになり、深く反省し、おわび申し上げたい」と陳謝しました。
そして、会食は懇親と意見交換を目的としたもので、出席者や、飲食代の具体的な金額は、総務省で確認中だと説明しました。
そのうえで谷脇氏は「会食3件は、先方の申し出に応じて、提示された金額を負担したと思う。国家公務員倫理法には抵触しないと認識して、報告していなかった。通信事業者と会食することはほかにもあり、法律に抵触するものがあったか、総務省の大臣官房で改めて精査していると理解している」と述べました。
これについて、菅総理大臣は「具体的な疑いがあれば、適切に対処するのは当然だ」と述べたうえで「総務省で、すでに調査を開始したと承知しており、事実関係の確認を徹底し、ルールにのっとって対応してもらいたい」と述べました。
一方、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏が、総務審議官当時に、NTT側と会食していたと報じられたことについて、加藤官房長官は「いわゆる一般の方になっていて、政府側が確認する立場にはない」と述べ、事実関係の確認を行わない考えを示しました。