日本新聞: 拉致問題めぐり不適切発言立民生方衆院議員発言を撤回謝罪

拉致らち問題もんだいめぐり不ふ適切てきせつ発言はつげん立たつ民みん生方うぶかた衆院しゅういん議員ぎいん発言はつげんを撤回てっかい謝罪しゃざい

Oct 11, 2021 15:10

Furigana

北朝鮮きたちょうせんによる拉致らち問題もんだいをめぐり、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの生方うぶかた幸夫ゆきお衆議院しゅうぎいん議員ぎいんが先月せんげつ開ひらいた市民しみんとの対話たいわ集会しゅうかいで「拉致らち被害ひがい者しゃはもう生いきている人ひとはいない」などと発言はつげんしていたとして、家族かぞく会かいなどから抗議こうぎを受うけ、生方うぶかた氏しはみずからの発言はつげんと認みとめたうえで発言はつげんを撤回てっかいし謝罪しゃざいしました。

拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞく会かいや支援しえん団体だんたいの「救すくう会かい」によりますと、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの生方うぶかた議員ぎいんは先月せんげつ、地元じもとの千葉ちば県けん松戸まつど市しで開ひらいた市民しみんとの対話たいわ集会しゅうかいで、北朝鮮きたちょうせんによる拉致らち問題もんだいをめぐり「日本にっぽんから連れ去つれさられた拉致らち被害ひがい者しゃというのは、もう生いきている人ひとはいない」などと発言はつげんしたということです。

家族かぞく会かいなどは「生方うぶかた氏しの発言はつげんは、すべての被害ひがい者しゃの救出きゅうしゅつのために心血しんけつを注そそいできた家族かぞくと支援しえん者しゃなどへの重大じゅうだいな侮辱ぶじょくであり、冒ぼうとくだ」などとする抗議こうぎ声明せいめいを出だし、発言はつげんの取り消とりけしと謝罪しゃざいを求もとめました。

これを受うけて、生方うぶかた氏しは、11日にち、みずからのツイッターに「不適切ふてきせつな発言はつげんをしてしまいました。発言はつげんを撤回てっかいするとともに、拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞくや関係かんけい者しゃの皆様みなさまにおわび申し上もうしあげます」と投稿とうこうし謝罪しゃざいしました。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん「政府せいふの立場たちばと相あいいれず、誠まことに遺憾いかん」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「発言はつげんは、政府せいふの立場たちばと相あいいれず、誠まことに遺憾いかんだ。政府せいふとしては、すべての拉致らち被害ひがい者しゃが生存せいぞんしているとの前提ぜんていに立たち、1日にちも早はやい帰国きこくの実現じつげんに向むけて全力ぜんりょくを挙あげて取り組とりくんでいく」と述のべました。

維新いしん馬場ばば幹事かんじ長ちょう「言語げんご道断どうだん立憲りっけん民主党みんしゅとうという政党せいとうはいらない」

日本にっぽん維新いしんの会かいの馬場ばば幹事かんじ長ちょうは、党とうの代議士だいぎし会かいで「言語げんご道断どうだんだ。国会こっかい議員ぎいんという立場たちばの人間にんげんが、何なにの根拠こんきょもなく、きちんとした確証かくしょうのないことを堂々どうどうと発言はつげんするということに怒いかりを覚おぼえる。改あらためて、立憲りっけん民主党みんしゅとうという政党せいとうは、日本にっぽんにはいらないということを申し上もうしあげておきたい」と述のべました。

立たつ民みん「本人ほんにんを厳重げんじゅう注意ちゅういおわび申し上もうしあげる」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうは「生方うぶかた議員ぎいんの発言はつげんは、党とうの考え方かんがえかたと全まったく相あいいれないのみならず、拉致らち被害ひがい者しゃとご家族かぞく、および問題もんだい解決かいけつに携たずさわってきたすべての方々かたがたを深ふかく傷きずつけるもので、本人ほんにんに対にたいし、厳重げんじゅうに注意ちゅういを行おこないました。改あらためておわび申し上もうしあげるとともに、もはや一刻いっこくの猶予ゆうよはないということを肝きもに銘めいじ、1日にちも早はやいすべての拉致らち被害ひがい者しゃの帰国きこくに向むけ、全力ぜんりょくで取り組とりくんで参まいります」などとする緊急きんきゅう声明せいめいを発表はっぴょうしました。