英グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の合意文書案が10日に公表されました。産業革命前と比べた世界の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えるという目標を強調した文言が盛り込まれています。
この案を基にした今後数日間の交渉で、合意文書の最終的な文言が決定します。
文書案には、2100年までの気温上昇を1.5度に抑えれば、その影響は2度上昇した場合に比べてはるかに小さいとの認識が初めて明記されました。また、そのためには各国が科学的知見に基づき、有意義で有効な行動を取る必要があると指摘しています。
