日本新闻: 古代の「二日酔い対策」指輪か、イスラエルで発見

古代こだいの「二日酔ふつかよい対策たいさく」指輪ゆびわか、イスラエルで発見はっけん

Nov 16, 2021 11:11 1

Furigana

生卵なまたまごとブラッディー・メアリー（トマトジュースを使つかったカクテル）は二日酔ふつかよいを治なおす現代げんだいの対策たいさくと言いえるかもしれませんが、考古学者こうこがくしゃがイスラエルで発見はっけんした過去かこの解決策かいけつさくは全まったく異ことなるものでした。金きんと紫水晶むらさきずいしょうからできた指輪ゆびわです。

イスラエル考古学庁こうこがくちょう（ＩＡＡ）によると、イスラエル中部ちゅうぶヤブネで、ビザンツ（東ひがしローマ）帝国時代ていこくじだいの最大級さいだいきゅうのワイン醸造所じょうぞうしょとして知しられる跡地あとちから古ふるい宝石ほうせきが見みつかりました。考古学者こうこがくしゃのアミル・ゴラニ氏しはＩＡＡの報道向ほうどうむけ資料しりょうで、紫水晶むらさきずいしょうは飲のみ過すぎたときの悪影響あくえいきょうを防ふせぐために身みに付つけられていたかもしれないと語かたります。

ゴラニ氏しによると「飲酒いんしゅの悪影響あくえいきょうである二日酔ふつかよいの防止ぼうしなど、この宝石ほうせきには多おおくの効能こうのうがうたわれてきた」ということです。

この指輪ゆびわはワインの貯蔵ちょぞうに使つかった陶器とうきの器うつわ「アンフォラ」があった貯蔵庫跡ちょぞうこあとから１５０メートル離はなれた場所ばしょで見みつかりました。ここは７世紀せいきごろにさかのぼる発掘現場はっくつげんばで、ビザンツ帝国ていこくが衰退すいたいし初期しょきのイスラム帝国ていこくが登場とうじょうする時期じきに当あたります。ただ、関係者かんけいしゃによれば、この指輪ゆびわはさらに以前いぜんの時代じだいにさかのぼる可能性かのうせいがあります。

古代こだいの「二日酔ふつかよい対策たいさく」指輪ゆびわか、イスラエルで発見はっけん

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