考古学者のチームがこのほど、エジプトの失われた「太陽神殿」の一つとみられる遺構を発見しました。紀元前25世紀半ばの時期のものと考えられています。
発見場所は首都カイロの南約19キロに位置するアブグラブです。ポーランド科学アカデミー地中海東洋文化研究所のマッシミラノ・ヌッゾーロ助教授は15日、CNNに対し、アブグラブにある別の神殿の下に埋まっていた遺構が見つかったと明らかにしました。
アブグラブでは1898年、発掘作業中の考古学者らが、紀元前2400年~2370年にかけてエジプトを統治した第5王朝第6代国王ニウセルラーの太陽神殿を発見していました。
今回の調査結果は、この神殿が別の太陽神殿の遺構の上に建てられたことを示唆するものです。