英イングランド東部ケンブリッジシャー州のフェンスタントンで、かかとにくぎの刺さった男性の骨格が見つかったことが8日、明らかになりました。考古学者らは欧州北部ではりつけの刑が行われていたことを示す初の事例とみています。
考古学者のチームは2017年、フェンスタントンで道路脇の集落を発掘中に骨格を発見しました。フェンスタントンはローマ時代の街をつなぐ道路に面した位置にあります。
一帯には鉄器時代の遺跡も複数存在しますが、専門家によると、少なくとも6万平方メートルに広がるこの集落は、ローマ時代後期の1世紀もしくは2世紀初頭に建設されたとみられます。