
ホットミルクを購入した50代の女性は「飲むことで助けになればと思って買いに来ました。飲みやすくておいしいです」と話していました。
地元の農協系列のスーパーで交換が始まると、券を持った人たちが次々と訪れ牛乳を受け取っていました。 中には5枚すべてを使って、5リットル分と交換する人もいました。 すべての券が使用されれば、町内でおよそ2万リットルの牛乳が消費されるということで、農協は積極的な使用を呼びかけています。 引き換えに来た町民は「酪農家は大変だと思うので、いつもの2倍は牛乳を飲んで消費します」とか「シチューなどの料理にも使いたい」などと話していました。
牛乳が配られるのは、旭川神社、上川神社、北海道護国神社、永山神社、鷹栖神社、それに神楽神社です。 牛乳は、ホクレン旭川支所から200ミリリットルのパック5300個が無償で提供されるということです。 旭川神社の芦原大記 禰宜は「生乳の大量廃棄に対して神社としてできることを考えました。わずかな量だが地元の酪農業を守るための一助になればと思います」と話しています。
岩手医科大学の研究グループは、県内で2002年から2004年にかけて集団健診を受けた40歳から69歳までの1万4000人が、その後の12年間に脳梗塞を発症したかどうかと、どれだけ牛乳を飲んだかの関係性を調べました。 その結果、牛乳を1週間にコップで「7杯以上12杯未満」飲むと答えた女性は、1週間に「2杯未満」と答えた女性より脳梗塞の発症が47%も低くなっていたということです。 牛乳に含まれるカリウムやカルシウムなどには血圧を下げる効果があるということで、研究グループは牛乳を飲むことで血圧の上昇が抑えられ、脳梗塞の発症リスクが下がった可能性があるなどとしています。 一方、男性は、脳梗塞の発症リスクを高めるたばこなどを吸う人が多く、関連性の証明はできなかったということです。 研究グループは「引き続き、牛乳と脳梗塞の発症リスクの関係を調べ、脳卒中の死亡率の低減につなげたい」と話しています。
無料引換券を全世帯に配布 北海道 弟子屈町
元日に神社で無料配布へ 北海道 旭川
“毎日コップ1杯の牛乳を飲むと「脳梗塞」の予防に” 研究も