Actualités japonaises: 今夜～九州北部や四国山沿い大雪かあす関東南部も積雪見込み

今夜こんや～九州きゅうしゅう北部ほくぶや四国しこく山さん沿ぞい大雪おおゆきかあす関東かんとう南部なんぶも積雪せきせつ見込みこみ

Jan 5, 2022 18:01

Furigana

日本にっぽんの南みなみを進すすむ「南岸なんがん低てい気圧きあつ」の影響えいきょうで、5日にち夜よる遅おそくから6日にちにかけて西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんの太平洋たいへいよう側がわを中心ちゅうしんに雪ゆきが降ふり、九州きゅうしゅう北部ほくぶや四国しこくの山やま沿ぞいでは大雪おおゆきとなるおそれがあります。

関東かんとう南部なんぶの平地ひらちでも6日にちは雪ゆきが積つもるところがある見込みこみで、気象庁きしょうちょうは積雪せきせつや路面ろめんの凍結とうけつによる交通こうつうへの影響えいきょうに十分じゅうぶん注意ちゅういするよう呼よびかけています。

気象庁きしょうちょうによりますと九州きゅうしゅうの西にしの東シナ海ひがししなかいで、このあと前線ぜんせん上じょうに低てい気圧きあつが発生はっせいし、6日にちにかけて日本にっぽんの南みなみを東ひがしへ進すすむ見込みこみです。

一方いっぽう、北きたからは寒気さむけが流れ込ながれこんで地上ちじょうの気温きおんも下さがるため、西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんの太平洋たいへいよう側がわを中心ちゅうしんに雪ゆきが降ふり、九州きゅうしゅう北部ほくぶや四国しこくでは5日にち夜よる遅おそくから6日にちの昼前ひるまえにかけて、山やま沿ぞいを中心ちゅうしんに大雪おおゆきとなる見込みこみで、ふだん雪ゆきの少すくない平地ひらちでも雪ゆきの量りょうが増ふえるおそれがあります。

また、関東かんとう南部なんぶでも6日にち昼前ひるまえから夜よるにかけて雪ゆきや雨あめが降ふる見込みこみです。

6日にち夕方ゆうがたまでの24時間じかんに降ふる雪ゆきの量りょうはいずれも多おおいところで

▼九州きゅうしゅう北部ほくぶの

▽山やま沿ぞいで10センチ

▽平地ひらちで3センチ

▼四国しこくの

▽山やま沿ぞいで15センチ

▽平地ひらちで5センチと予想よそうされています。

また

▼関東かんとう南部なんぶの

▽山やま沿ぞいで3センチ

▽平地ひらちで1センチと予想よそうされ、

東京とうきょう23区くでもうっすらと積つもるところがある見込みこみです。

気象庁きしょうちょうは積雪せきせつや路面ろめんの凍結とうけつによる交通こうつうへの影響えいきょうに十分じゅうぶん注意ちゅういし、朝あさの通勤つうきんや通学つうがくの時間じかん帯たいに雪ゆきが降ふるおそれもあることから、時間じかんに余裕よゆうを持もって行動こうどうするよう呼よびかけています。

また「南岸なんがん低てい気圧きあつ」の進路しんろによっては、雪ゆきが降ふる場所ばしょや量りょうが大おおきく変かわることもあり、最新さいしんの気象きしょう情報じょうほうに注意ちゅういしてください。

予報よほう官かん泣なかせ “南岸なんがん低てい気圧きあつ”

関東かんとうなど太平洋たいへいよう側がわで雪ゆきを降ふらせるおそれがある“南岸なんがん低てい気圧きあつ”。

文字もじどおり本州ほんしゅうの南みなみを進すすむ低てい気圧きあつのことです。

進路しんろや寒気さむけの位置いちなどわずかな条件じょうけんの違ちがいによって「雪ゆきか雨あめか」や「どこで降ふるのか」が変かわるため、気象庁きしょうちょうでは「予報よほう官かん泣なかせ」とも言いわれています。

予報よほうのプロをも困こまらせる“南岸なんがん低てい気圧きあつ”とは。

太平洋たいへいよう側がわに雪ゆきを降ふらせる

クリスマスから年始ねんしにかけて冬型ふゆがたの気圧きあつ配置はいちが断続だんぞく的てきに強つよまり、上空じょうくうには強つよい寒気さむけが流れ込ながれこんで、日本海にほんかい側がわを中心ちゅうしんに記録きろく的てきな大雪おおゆきとなりました。

“南岸なんがん低てい気圧きあつ”による太平洋たいへいよう側がわの雪ゆきはこれとはメカニズムが異ことなります。

気象庁きしょうちょうによりますと5日にち夜よる、九州きゅうしゅうの西にしの東シナ海ひがししなかいで前線ぜんせん上じょうに低てい気圧きあつが発生はっせいし、6日にちにかけて本州ほんしゅうの南みなみの沖合おきあい＝「南岸なんがん」を東ひがしへ進すすむと予想よそうされています。

こうした進路しんろをたどる低てい気圧きあつは“南岸なんがん低てい気圧きあつ”と呼よばれ、冬ふゆに限かぎらず1年ねんを通をとおしてよく見みられる気圧きあつ配置はいちです。

この時期じきは低てい気圧きあつや前線ぜんせんに向むかって南みなみからは湿しめった空気くうきが流れ込ながれこみ、北きたからは冷つめたい空気くうきを引き込ひきこみます。

これらがふれ合ふれあう場所ばしょで雪ゆきが降ふりやすくなります。

“つかず離はなれず” がポイント

では、なぜこの“南岸なんがん低てい気圧きあつ”が、予報よほうのプロたちを「泣なかせてきた」のでしょうか。

それは、低てい気圧きあつが本州ほんしゅうの南みなみのどのあたりを進すすむのか（緯度いど）がわずかに予想よそうとずれるだけで、陸地りくちで雪ゆきになるかや降雪こうせつ量りょうが大おおきく変かわるからです。

陸りくに近ちかいところを進すすめば、暖あたたかく湿しめった空気くうきが陸地りくちに広ひろくかかるため雨あめが降ふることが多おおくなる一方いっぽう、陸りくから大おおきく離はなれた南みなみ寄よりを進すすむと、湿しめった空気くうきが陸地りくちに届とどかず雪ゆきや雨あめが降ふりにくくなります。

関東かんとうを例れいに取とると、一般いっぱん的てきに“南岸なんがん低てい気圧きあつ”が伊豆いず諸島しょとうの八丈はちじょう島とう付近ふきんを進すすんだ場合ばあい、東京とうきょうなど関東かんとうの平地ひらちで雪ゆきの降ふる可能かのう性せいが高たかくなるとされています。

陸地りくちから「つかず離はなれず」の距離きょりが雪ゆきかどうかを決きめるわけです。

交通こうつうへの影響えいきょう出でるおそれ余裕よゆうを持もった行動こうどうを

5日にち夕方ゆうがた時点じてんの予想よそうでは、九州きゅうしゅうや四国しこくでは山地さんちを中心ちゅうしんにまとまった雪ゆきとなり平地ひらちでも積つもるほか、関東かんとうでも6日にち昼前ひるまえから夜よるにかけて雪ゆきが降ふり、東京とうきょう23区くでもうっすらと積つもるところがあると予想よそうされています。

都市とし部ぶでは雪ゆきによる交通こうつうへの影響えいきょうが出でるおそれもあり、気象庁きしょうちょうは常つねに最新さいしんの気象きしょう情報じょうほうに注意ちゅういして余裕よゆうを持もって行動こうどうするよう呼よびかけています。