北朝鮮は、ことしに入って4回、合わせて6発のミサイルを日本海に向けて発射していて、17日の発射については「戦術誘導弾」の発射実験だと発表しました。
一連のミサイル発射について、アメリカや日本などは、弾道ミサイル技術を使ったもので、国連安保理の決議違反だと非難しています。
国連外交筋が18日明らかにしたところによりますと、アメリカやイギリス、それにフランスなどが、対応を協議する安保理の緊急会合を要請し、20日の木曜日に開く方向で調整しているということです。
安保理は、北朝鮮が今月5日にミサイルを発射した際も緊急会合を開きましたが、各国が意見を述べるにとどまり、安保理として一致した姿勢を示すことはできませんでした。
アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は先週、自身のツイッターに「北朝鮮に対する国連制裁を提案している」と投稿しましたが、中国とロシアはこれまで、北朝鮮に対する制裁を緩和すべきだと主張していて、次の会合でも安保理が一致した姿勢を示すのは難しいのではないかという見方も出ています。