アメリカの
政府高官は、
米中の
閣僚級の
貿易交渉が
今月10
日からワシントンで
行われるという
見通しを
明らかにしました。
閣僚級の
交渉は
およそ2か月ぶりで、
農産品や
知的財産権などの
問題をめぐって
進展が
あるのか
どうか
注目されます。
関税引き上げの
応酬で
自国の
経済に
影響が
出ている
米中両政府は、
今月、
およそ2か月ぶりと
なる閣僚級の
貿易交渉をワシントンで
行うことで
一致しています。
これについて、アメリカのナバロ大統領補佐官は1日、FOXテレビの番組に出演し、「中国の劉鶴副首相を10月10日に迎える」と述べ、ライトハイザー通商代表らとの閣僚級の交渉が今月10日から行われるという見通しを明らかにしました。
両国の貿易交渉をめぐっては、トランプ大統領がアメリカ産の農産品を中国に大量に購入させることに意欲を示していることから、農産品分野で暫定的に合意する案が議論されるのではないかという見方も出ています。
ただ、ナバロ大統領補佐官など対中強硬派からは農産品だけでなく、中国による知的財産権の侵害の問題など、包括的な妥結を目指すべきだという意見が根強くあります。
米中両政府はこれまで閣僚級の交渉でも進展がみられない事態が繰り返されているだけに、今回の交渉で進展があるのか、再び停滞するのか、その行方が注目されています。