ドジャース 大谷おおや翔しょう平たいら 今季こんき初はつ4三振さんしん 大谷おおやへの死球しきゅう抗議こうぎで監督かんとく退場たいじょう

投打とうだの二刀流にとうりゅう復活ふっかつから一いち夜や明あけた17日にちのパドレス戦せんに大谷おおや選手せんしゅは、1番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。

1回かいに1点てんを先制せんせいされたドジャースはそのウラ、大谷おおや選手せんしゅが第だい1打席だせきに立たちましたが空振からぶり三振さんしんに倒たおれました。

3回かい表ひょう、2人にん目めとしてマウンドに上あがったトレビーノ投手とうしゅがパドレスのスター選手せんしゅ、タティースJr。

大谷おおや選手せんしゅは大おおきな声こえをあげて痛いたそうなそぶりを見みせましたが、一塁いちるいに進すすんだあとは笑顔えがおを見みせていました。

しかし、このデッドボールに猛もう抗議こうぎしたロバーツ監督かんとくが退場たいじょう処分しょぶんとなりました。

ドジャースは7番ばんのパヘズ選手せんしゅの2打席だせき連続れんぞくホームランで3対たい3の同点どうてんに追おいつき6回かいにはスミス選手せんしゅのツーランホームランなどで一挙いっきょ5点てん奪うばって勝ち越かちこしました。

第だい3打席だせきも三振さんしんだった大谷おおや選手せんしゅはこの回かい、4回かい目めの打席だせきでパドレスの3人にん目めで登板とうばんした松井まつい裕樹ゆうき投手とうしゅと対戦たいせんしましたが、ここも5球きゅう目めの速球そっきゅうに空振からぶり三振さんしんに倒たおれました。

大谷おおや選手せんしゅはこのあとの打席だせきも三振さんしんしこの日ひは4打数だすう4三振さんしん、デッドボール1つで連続れんぞく試合しあいヒットは「3」でストップしました。

大谷おおや選手せんしゅが1試合しあい4三振さんしんを喫きっするのは今こんシーズン初はじめてです。

パドレスの松井まつい投手とうしゅは1イニングを投なげて三振さんしん2つを奪うばいましたがヒット1本ほんを打うたれ、前まえのピッチャーが出だした2人にんのランナーをホームに返かえしてしまいました。

試合しあいはドジャースが8対たい6で勝かって連勝れんしょうを4に伸のばし同おなじ地区ちくのライバル、パドレスとの4連戦れんせんを2連勝れんしょうとしましたが、終盤しゅうばんにもパドレスの選手せんしゅが手首てくび付近ふきんにデッドボールを受うけて、ベンチが騒然そうぜんとするなど終始しゅうし荒あれもようで、後味あとあじの悪わるい試合しあいとなりました。

ロバーツ監督かんとく「審判しんぱんの意図いと知しりたかった」

今こんシーズン初はじめて退場たいじょう処分しょぶんとなったロバーツ監督かんとくは試合しあい後ごに報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに応おうじ、退場たいじょうに至いたったいきさつを説明せつめいしました。

この中なかで、3回かいにパドレスのタティースJr。

そのウラの大谷おおや選手せんしゅへのデッドボールについては「右みぎピッチャーがあの場面ばめんであれだけ外はずすのは考かんがえづらい」としました。

その後そのご、審判しんぱん団だんが警告けいこく試合しあいを宣告せんこくしたことに対にたいして疑問ぎもんがあり抗議こうぎしたということで「両りょうチームに警告けいこくを出だす場面ばめんではなく、審判しんぱんの意図いとが知しりたかった。

一方いっぽうで、パドレスのシルト監督かんとくは、「ドジャースの投手とうしゅ陣じんは内角ないかくを狙ねらっていたし、バスケス投手とうしゅのボールは抜ぬけてしまったものだった。

ナショナルリーグの西部せいぶ地区ちくで上位じょういを争あらそうドジャースとパドレスは長ながくライバル関係かんけいにあり、この2チームの対戦たいせんは毎回まいかい、独特どくとくな緊張きんちょう感かんがあります。

前日ぜんじつの試合しあいでも、4回かいにデッドボールを受うけたドジャースのパヘズ選手せんしゅが怒いかりの表情ひょうじょうを見みせ、両りょうチームの選手せんしゅがベンチから飛び出とびだすそぶりを見みせるなど一触即発いっしょくそくはつの雰囲気ふんいきとなりました。

さらに、去年きょねんのポストシーズンではパドレスの選手せんしゅとドジャースタジアムのファンが言い合いいあいになり、スタンドから物ものが投げ込なげこまれて試合しあいが一時いちじ中断ちゅうだんする異例いれいの事態じたいも起おきています。

一方いっぽうで、前日ぜんじつにデッドボールを受うけたパヘズ選手せんしゅは、この試合しあい2打席だせき連続れんぞくホームランと気きを吐はき、ロバーツ監督かんとくの退場たいじょうについては「監督かんとくが自分じぶんたちを守まもって退場たいじょうするのを見みて『しっかりやらないと』という気持きもちになる。

シーズン前半ぜんはんにもかかわらずライバルチームどうしが緊張きんちょう感かんある戦たたかいを見みせるのはことしもこのカードが優勝ゆうしょうを占うらなうカギを握にぎっていることの裏返うらがえしと言いえそうです。

パドレス 松井まつい「あの2点てんが重おもかった」

6回かいにノーアウト二塁にるい三さん塁るいという難むずかしい場面ばめんでマウンドに上あがった松井まつい投手とうしゅは、自責じせき点てんはつかなかったもののエドマン選手せんしゅに2点てんタイムリーツーベースを許ゆるし「結果けっかを見みたらあの2点てんが重おもかった。

ただ、その後そのごに打席だせきが回まわった大谷おおや選手せんしゅから三振さんしんを奪うばったことについては「たまたま抑おさえられました」と笑顔えがおを見みせ、「変化球へんかきゅうを意識いしきさせてまっすぐだと思おもっていた。

前日ぜんじつに“投打とうだの二刀流にとうりゅう”の復帰ふっきを果はたした大谷おおや選手せんしゅのピッチングについても振り返ふりかえり「最初さいしょは力ちからが入はいっているように見みえたが、最後さいごのバッターで力感りきかんがなくなったように見みえた。