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日焼けの原因となる紫外線は6月から8月が特に強くなり、ことしは梅雨時でも日が差す時間が長いのでいまから対策が必要です。
日焼け止めを選ぶときに何を基準に選べばいいのか、皮膚科の吉木伸子医師に聞きました。
日焼け止めをお店などで手にするとき「SPF」や「PA」といった表示を目にしますよね。
ここがポイントなんです。「SPF」と「PA」は紫外線を防止する効果を示す指標です。
そもそも紫外線は、波長の違いによってUVーA＝紫外線A波とUV－B＝紫外線B波などに分けられます。
▽UVーAは、肌の奥深くまで届く紫外線で、しわやたるみなどの原因になります。
▽UVーBは、肌を赤く炎症させる紫外線で、日焼けによるしみやそばかすの原因になります。
▽SPFはUV－B（しみ・そばかす）を防ぐ指標で、「10～50＋」まで6段階あります。
▽PAはUV－A（しわ・たるみなど）を防ぐ指標で、「＋～＋＋＋＋」まで4段階あります。
数値が高くなったり、「＋」の数が多くなるほど効果が高まるんです。
数値が大きいものを使えばいいということでしょうか？
必ずしもそうではないんです。
数値が大きいほど肌への負担が重くなります。
必要以上に数値の高いものを選ぶと、個人差はありますが、皮膚の赤みや乾燥など紫外線とは別の肌トラブルにつながる危険性があるんです。
そのため状況に応じた使用が求められます。
日本化粧品工業会によりますと、通勤や買い物などの日常生活ではSPFは「10～30」程度、PAは「＋～＋＋」程度のものを。
屋外でのスポーツや海水浴などでは、SPFは「30～50＋」程度、PAは「＋＋＋～＋＋＋＋」程度のものを使用するといいといいます。
生活シーンに合わせてSPFやPAの指標を参考に選んでいきたいですね。
