日本新聞: オリンピック南アサッカー男子代表が練習試合開催条件は

オリンピック南アなんあサッカー男子だんし代表だいひょうが練習れんしゅう試合しあい開催かいさい条件じょうけんは

Jul 20, 2021 21:07

Furigana

東京とうきょうオリンピック、サッカー男子だんしで選手せんしゅを含ふくむ3人にんが新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした南アフリカみなみあふりかの代表だいひょうが、日本にっぽんと対戦たいせんする予選よせんリーグの初戦しょせんに向むけ千せん葉よう県内けんないで練習れんしゅうを行おこないました。

東京とうきょうオリンピックに出場しゅつじょうするサッカー男子だんしの南アフリカみなみあふりか代表だいひょうは、選手せんしゅ2人にんとスタッフ1人にんが新型しんがたコロナウイルスの検査けんさで陽性ようせいになり、18人にんが濃厚のうこう接触せっしょく者しゃと認定にんていされています。

20日にち、2日にち後ごに迫せまった予選よせんリーグ初戦しょせんの日本にっぽん代表だいひょうとの試合しあいに向むけ、千葉ちば県内けんないで練習れんしゅうを行おこなうため選手せんしゅたちは2台だいのバスに分わかれて会場かいじょうに入はいりました。

そして公開こうかいされた冒頭ぼうとうおよそ15分間ふんかんの練習れんしゅうで、選手せんしゅたちはストレッチやダッシュ、パスの交換こうかんなどを行おこない時折ときおり笑顔えがおを浮うかべるなど、リラックスした様子ようすで汗あせを流ながしていました。

出場しゅつじょうには「競技きょうぎ開始かいし6時間じかん前まえ」の検査けんさで陰性いんせいが条件じょうけん

代表だいひょうチームのうち濃厚のうこう接触せっしょく者しゃに認定にんていされた18人にんは、18日にちのPCR検査けんさで陰性いんせいが確認かくにんされていますが、濃厚のうこう接触せっしょく者しゃが試合しあいに出場しゅつじょうするためには競技きょうぎ開始かいしの6時間じかん前まえを目安めやすに鼻はなの奥おくの検体けんたいで行おこなうPCR検査けんさを実施じっしして陰性いんせいであることなどが条件じょうけんになっています。

試合しあいのためには少すくなくとも「13人にん」の登録とうろくが必要ひつよう

東京とうきょうオリンピックでサッカーの試合しあいを開催かいさいするためには少すくなくとも13人にんの選手せんしゅを登録とうろくする必要ひつようがあり、大会たいかい組織そしき委員いいん会かいは、22日にちの日本にっぽんとの試合しあいに南アフリカみなみあふりかの選手せんしゅたちが出場しゅつじょうできるかについて国際こくさい競技きょうぎ団体だんたいなどと協議きょうぎを続つづけています。

専門せんもん家か「試合しあい後ごに選手せんしゅが感染かんせんしていないか検査けんさ必要ひつよう」

南アフリカみなみあふりかのサッカー男子だんしの代表だいひょうチームで感染かんせんが確認かくにんされていることについて、東京とうきょう都との「専門せんもん家かボード」の座長ざちょうを務つとめる東北とうほく医科いか薬科やっか大学だいがくの賀来かく満夫みつお特とく任にん教授きょうじゅは「濃厚のうこう接触せっしょく者しゃとなった南アフリカみなみあふりかの選手せんしゅへの対応たいおうについて、試合しあい6時間じかん前まえのPCR検査けんさで陰性いんせい確認かくにんを行おこなうことは妥当だとうだが、試合しあいを行おこなった後のちに選手せんしゅが感染かんせんしていないか検査けんさを行おこなうなど、フォローアップもしっかりしていくことが必要ひつようだ」と話はなしています。

一方いっぽうで、サッカー自体じたいの感染かんせんリスクについては「激はげしい接触せっしょくの多おおい競技きょうぎだが、サッカーの試合しあいで感染かんせんが広ひろがったことはあまり報告ほうこくされていない。柔道じゅうどうやレスリング、ラグビーなど、顔かおと顔かおを非常ひじょうに近ちかづけるスポーツに比くらべると、感染かんせん率りつは低ひくいと考かんがえられる。試合しあい中ちゅうよりも試合しあい前後ぜんご、ハーフタイムや試合しあいが終おわった後のちのロッカールームなどでの感染かんせんの広ひろがりが懸念けねんされるので、十分じゅうぶん注意ちゅういが必要ひつようだ」と話はなしています。