この保育園に通う倉掛冬生くん(5)が7月29日、登園の際に使われた送迎バスに、およそ9時間にわたり取り残され熱中症で死亡しました。
これまでの警察の調べや保育園側の説明によりますと、バスは40代の園長が運転し、ほかに同乗する職員はいませんでした。
また保育園の駐車場では、園長と職員が2人で園児たちを降ろしましたが、冬生くんが座っていた後部座席まで確認しなかったということです。
さらに、その後、冬生くんがクラスにいなかったことについて保育園内で情報が共有されず、欠席かどうかを確認するための保護者への連絡もしていなかったということです。
保育園は「確認や連携が取れていなかった」などと説明していて、代理人の弁護士は取材に対し、「体制をしっかりとれば防げたと思う」としています。
警察は安全管理が不十分だったとみて業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。