일본어 뉴스: オリンピック体操萱和磨が銅メダル男子種目別あん馬

東京とうきょうオリンピック、体操たいそうの男子だんし種目しゅもく別べつ、あん馬あんばで萱かや和磨かずま選手せんしゅが銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。今こん大会たいかい、日本にっぽんは体操たいそうで3つ目めのメダルです。

体操たいそうの男子だんし種目しゅもく別べつあん馬あんばの決勝けっしょうは、予選よせんを通過つうかした8人にんの選手せんしゅが出場しゅつじょうして、1回かいの演技えんぎの得点とくてんで争あらそわれました。

予選よせん7位いの萱かや選手せんしゅは予選よせんより難なん度どを高たかめた演技えんぎ構成こうせいで臨のぞみました。萱かや選手せんしゅはいずれの技わざも大おおきなミスなく決きめて、14.900の得点とくてんをマークし、銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

今こん大会たいかい、日本にっぽんは体操たいそうで男子だんし団体だんたいの銀メダルぎんめだる、男子だんし個人こじん総合そうごうの橋本はしもと大輝だいき選手せんしゅの金メダルきんめだるに続つづく、3つ目めのメダルとなりました。

予選よせん2位いの亀山かめやま選手せんしゅは14.600の得点とくてんで5位いとなりました。

金メダルきんめだるは15.583の得点とくてんだったイギリスのマックス・ウィットロック選手せんしゅ、銀メダルぎんめだるは15.400の台湾たいわんの李り智さとし凱選手せんしゅでした。

萱かや「きょうの銅メダルどうめだるはパリへのスタート」

萱かや選手せんしゅは「今いままで出でた国際こくさい大会たいかいで一番いちばんレベルが高たかかったが、相手あいてのことは関係かんけいなく、自分じぶんのことだけに集中しゅうちゅうしようと臨のぞんだ。自分じぶんの演技えんぎに集中しゅうちゅうした結果けっかの銅メダルどうめだるなので、すごくうれしかった。きょうは自分じぶんをほめたい」と話はなしていました。

そのうえで、初はじめてのオリンピックを終おえて「やっぱり僕ぼくは金メダルきんめだるがほしいんだなと改あらためて思おもった。団体だんたいで銀メダルぎんめだるを取とってから、きょうの銅メダルどうめだるはパリに向むけてのスタートだと思おもっているので、まだまだ満足まんぞくしたくない。やっぱり金メダルきんめだるをとりたいので、もう今いますぐにでも練習れんしゅうしたい」と話はなしていました。

亀山かめやま「この舞台ぶたいに立たてて震ふるえる喜よろこび」

亀山かめやま選手せんしゅは「難むずかしい演技えんぎ構成こうせいに挑いどみ、本当ほんとうはもっといい演技えんぎにしたかったが、しかたがない」と話はなしました。

そして初はじめてのオリンピックを終おえて「リオオリンピックで落選らくせんしてから、5年間ねんかん、本当ほんとうにいろいろな人ひとたちに自分じぶんを支ささえてもらって、この舞台ぶたいに立たてた。震ふるえる喜よろこびというか、ずっと夢ゆめの中なかにいたような感かんじだ。本当ほんとうに感謝かんしゃと喜よろこびでいっぱいだ」と話はなしていました。

萱かや和磨かずま日本にっぽん代表だいひょうの中心ちゅうしん的てき存在そんざい

種目しゅもく別べつのあん馬あんばに出場しゅつじょうした萱かや和磨かずま選手せんしゅは安定あんていした演技えんぎを見みせて、初はつ出場しゅつじょうのオリンピックで種目しゅもく別べつの銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

萱かや選手せんしゅは千葉ちば県けん出身しゅっしんの24歳さい。ミスの少すくない安定あんていした演技えんぎで、あん馬あんばや平行棒へいこうぼうなどの種目しゅもくを得意とくいとし、大学だいがく1年生ねんせいで出場しゅつじょうした2015年ねんの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんでは個人こじん総合そうごうで6位いに入はいり、世界せかい選手権せんしゅけんの代表だいひょうに初はじめて選えらばれました。

その世界せかい選手権せんしゅけんでは、日本にっぽんの団体だんたい優勝ゆうしょうに貢献こうけんすると、種目しゅもく別べつのあん馬あんばでは難なん度どの高たかい技わざをミスなく決きめて銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

リオデジャネイロオリンピックは補欠ほけつメンバーで、現地げんちに帯同たいどうしましたが、出場しゅつじょうはできず、そこで経験けいけんした悔くやしさをばねに練習れんしゅうに打ち込うちこみました。

リオデジャネイロオリンピックの後のちは日本にっぽん代表だいひょうを担になう中心ちゅうしん的てきな存在そんざいとなり、2018年ねんと翌年よくねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは2年ねん続つづけて団体だんたいの銅メダルどうめだるを獲得かくとく、個人こじん総合そうごうでも日本にっぽん選手せんしゅ最さい上位じょういの6位いに入はいりました。

国内こくない大会たいかいでは去年きょねん12月つきの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんで初はじめての優勝ゆうしょうを果はたしました。

東京とうきょうオリンピックの代表だいひょう選考せんこうを兼かねた、ことし4月つきの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんでは、鉄棒てつぼうにミスが出でて3位いだったものの、続つづく5月つきのNHK杯はいで2位いに入はいり、初はじめてのオリンピック出場しゅつじょうを決きめました。

東京とうきょうオリンピックでの目標もくひょうについては「記録きろくだけではなく、記憶きおくに残のこるオリンピックにして多おおくの人ひとに感動かんどうを与あたえたい」と話はなしていました。

東京とうきょうオリンピックの団体だんたいではチームをけん引けんいんし、全員ぜんいんがオリンピック初はつ出場しゅつじょうのメンバーで、強豪きょうごうの中国ちゅうごくを上回うわまわり、銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしていました。

亀山かめやま耕平こうへい五輪ごりんとは縁えんのなかった32歳さい

32歳さいにして念願ねんがんのオリンピック初はつ出場しゅつじょうとなった亀山かめやま選手せんしゅは宮城みやぎ県けん出身しゅっしんの32歳さい。あん馬あんばでの雄大ゆうだいな旋回せんかいなどが持ち味もちあじで2013年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは種目しゅもく別べつのあん馬あんばで金メダルきんめだるを獲得かくとく。続つづく2014年ねんには団体だんたいの銀メダルぎんめだる獲得かくとくに貢献こうけんしました。

しかし、亀山かめやま選手せんしゅはこれまでオリンピックとは縁えんがない選手せんしゅ生活せいかつを送おくっていました。2016年ねんのリオデジャネイロ大会たいかいを前まえにした代表だいひょう選考せんこうでは最終さいしゅう選考せんこう会かいの全ぜん日本にっぽん種目しゅもく別べつ選手権せんしゅけん決勝けっしょうの演技えんぎでミスが出でて得点とくてんを伸のばせず、代表だいひょう入いりを逃のがしました。

その後そのご、引退いんたいも考かんがえたという亀山かめやま選手せんしゅ。それでも諦あきらめなかったのは、どうしてもオリンピックに出でたいという思おもいでした。

今こん大会たいかいの代表だいひょう入いりが決きまる前まえの取材しゅざいには「体操たいそうを楽たのしいと思おもってやっているわけではないし、好すきなのかどうかも正直しょうじき分ぶんからなくなっている。それくらい意地いじを張はっている。オリンピック出場しゅつじょうをかなえるまで、やめられない」と語かたっていました。

そして亀山かめやま選手せんしゅは2019年ねんから東京とうきょう大会たいかい直前ちょくぜんの今年ことし6月つき末まつまで行おこなわれたワールドカップで結果けっかを残のこし、あん馬あんばのスペシャリストとして悲願ひがんだったオリンピック出場しゅつじょうを手てにしました。先月せんげつ24日にちの予選よせんではF難なん度どの大技おおわざ「ブスナリ」を決きめるなど、ミスのない演技えんぎで15点てん台だいの高こう得点とくてんをマークし、1日にちの決勝けっしょうに駒こまを進すすめました。

予選よせん後ごには「オリンピックは出でたいと思おもいながら出でられない大会たいかいだったので雰囲気ふんいきを味あじわっている。感謝かんしゃと喜よろこびを持もって演技えんぎすることができた」と話はなし、決勝けっしょうに向むけても「これまでと変かわらずに思い切おもいきっていい演技えんぎをしたい」と意気込いきごんでいました。