関西テレビかんさいてれび 大だい多た亮あきら社長しゃちょうが辞任じにん フジ在任ざいにん時じに中居なかい氏しの問題もんだいに対応たいおう

関西テレビかんさいてれびは4日にち、臨時りんじの取締役とりしまりやく会かいを開ひらき、大だい多た社長しゃちょうからの申し出もうしでにもとづいて4日にち付づけで社長しゃちょうの辞任じにんを決きめました。

大だい多た社長しゃちょうは、去年きょねん6月つきまでフジテレビに在籍ざいせきし、おととし女性じょせいが被害ひがいにあった際さいには編成へんせい担当たんとうの専務せんむ取締役とりしまりやくとして、当時とうじの港みなと浩一こういち社長しゃちょうや編成へんせい制作せいさく局長きょくちょうとともに対応たいおうにあたりました。

一連いちれんの問題もんだいをめぐってフジテレビと親会社おやがいしゃが設置せっちした第三者だいさんしゃ委員いいん会かいは、3月つき31日にちに公表こうひょうした調査ちょうさ報告ほうこく書しょで、元もと女性じょせいアナウンサーが中居なかい氏しから性せい暴力ぼうりょくの被害ひがいを受うけたと認定にんていし、経営けいえい陣じんの責任せきにんや企業きぎょう風土ふうどを厳きびしく追及ついきゅうしました。

この中なかで、大だい多た氏しを含ふくめた当時とうじの経営けいえい幹部かんぶの対応たいおうについて「性せい暴力ぼうりょくへの理解りかいを欠かき、被害ひがい者しゃ救済きゅうさいの視点してんが乏とぼしかった。適正てきせいな経営けいえい判断はんだんを行おこなうための知識ちしきや能力のうりょくが不足ふそくしていた」と指摘してきしました。

大だい多た氏しは、4日にち、記者きしゃ団だんに対にたいし「第だい三さん者しゃ委員いいん会かいの調査ちょうさ報告ほうこく書しょで当時とうじの私わたしの対応たいおうについて厳きびしい指摘してきを受うけた。その指摘してきを真摯しんし（しんし）に受け止うけとめ、社長しゃちょうの職しょくを続つづけることは不適切ふてきせつだと考かんがえ、今回こんかい、辞任じにんした」と述のべました。

そのうえで一連いちれんの対応たいおうについて「女性じょせいの心情しんじょうに寄り添よりそうことできず、彼女かのじょを苦くるしめてしまったことは、本当ほんとうにおわびしたいと思おもっている」と述のべました。

また、委員いいん会かいの報告ほうこく書しょで、大だい多た氏しが懇意こんいにしている番組ばんぐみ出演しゅつえん者しゃとの会合かいごうの中なかで、性的せいてきな内容ないようを含ふくんだ会話かいわがあったと指摘してきされたことなどについて「全まったく私わたしの認識にんしきが甘あまく、時代じだいからずれていた。不快ふかいに感かんじた方ほうがいるならば、申し訳もうしわけない」と述のべました。

「事案じあんへの対応たいおう誤あやまる大おおきな要因よういんに」第だい三さん者しゃ委い 調査ちょうさ報告ほうこく書しょ

第だい三さん者しゃ委員いいん会かいの調査ちょうさ報告ほうこく書しょでは大だい多た氏しらの対応たいおうについて、報告ほうこくを受うけた内容ないようから女性じょせいアナウンサーが性せい暴力ぼうりょくを受うけた疑うたがいがあることは十分じゅうぶん認識にんしきできたとした上うえで「『プライベートな男女だんじょ間かんのトラブル』と即断そくだんしており、誤あやまった認識にんしき・評価ひょうかが、フジテレビにおける本ほん事案じあんへの対応たいおうを誤あやまる大おおきな要因よういんとなった」と指摘してきしました。

さらに、大だい多た氏しや港みなと氏しらが中居なかい氏しの番組ばんぐみ出演しゅつえんの継続けいぞくを決きめたことなどを踏ふまえ「性せい暴力ぼうりょくへの理解りかいを欠かき、被害ひがい者しゃ救済きゅうさいの視点してんが乏とぼしかった。対応たいおう方針ほうしんについて意思いし決定けっていする幹部かんぶらは被害ひがい者しゃ支援しえんと人権じんけん尊重そんちょう責任せきにんの視点してんでのケアと救済きゅうさいを行おこなうなど適正てきせいな経営けいえい判断はんだんを行おこなうための知識ちしき、意識いしき、能力のうりょくが不足ふそくしていた。フジテレビが女性じょせいに寄り添よりそわず、漫然まんぜんと中居なかい氏しの出演しゅつえんを継続けいぞくさせることによって女性じょせいの戻もどりたい職場しょくばを奪うばい、中居なかい氏しの利益りえきのためとみられる行動こうどうをとったことは、二に次じ加害かがい行為こういにあたる。こうした一連いちれんの行為こういによって、女性じょせいの被害ひがいをさらに拡大かくだいさせた」などとしています。

関西テレビかんさいてれび 63のスポンサー企業きぎょうがCM見合みあわせ

関西テレビかんさいてれびは、フジテレビをめぐる一連いちれんの問題もんだいを受うけて、現時点げんじてんで、63に上のぼるスポンサー企業きぎょうが自社じしゃのコマーシャルを見合みあわせていることを明あきらかにしました。