男性1
人が
安否不明になっている
埼玉県八潮市で
起きた
大規模な
道路陥没事故で、
穴に
重機を
入れるためのスロープを
造る工事が
完了し、がれきの
除去が
始まりましたが、1
日夕方以降、
穴の
中に
一定の
量の
水が
確認され
安全を
確保するため、
一時、スロープの
下での
作業を
中断しています。
本格的な捜索の開始には、まだ時間がかかる見通しです。
先月28日に八潮市の交差点で発生した大規模な道路陥没では、深さが15メートルほどの穴ができていて、土砂などが底から8メートルほどまで積み重なっているとみられています。
トラックに乗っていて穴に転落した74歳の男性は埋もれたとみられ、安否がわからないままです。
先月30日から、穴に重機を入れるためのスロープを造る工事が進められ、1日工事が完了しがれきの除去が始まりました。
県や消防によりますと、雨水などを通すため、地中に埋設されていた「ボックスカルバート」と呼ばれるコンクリート製の大型の管が壊れて邪魔になり、穴の外に運び出すのが容易ではないということです。
また、アスファルトなどのがれきもあるほか、穴の中には水がたまるなどしていて、石灰や凝固剤などを使った足場を固める作業が続けられています。
しかし、きのう夕方以降、穴に一定の量の水が確認され、安全を確保するため、スロープの下での作業を中断しています。
2日は雨が降る予報で、県や消防は地盤の状況を確認しながら作業の再開を検討していますが、本格的な捜索の開始にはまだ時間がかかる見通しです。