日本新聞: 児童手当“年収1200万円以上の人を除外” 改正案衆院で可決

児童じどう手当てあて“年収ねんしゅう1200万まん円えん以上いじょうの人ひとを除外じょがい” 改正かいせい案あん衆院しゅういんで可決かけつ

Apr 15, 2021 16:04

Furigana

待機たいき児童じどうの解消かいしょうに必要ひつような財源ざいげんの確保かくほにつなげるため、児童じどう手当てあての特例とくれい給付きゅうふの対象たいしょうから、年収ねんしゅう1200万まん円えん以上いじょうの人ひとを除外じょがいするとした児童じどう手当てあて法ほうなどの改正かいせい案あんは、衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎで、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうなどの賛成さんせい多数たすうで可決かけつされ参議院さんぎいんに送おくられました。

中学生ちゅうがくせい以下いかの子こどもが対象たいしょうの児童じどう手当てあては、一定いっていの所得しょとくに満みたない世帯せたいに、3歳さい未満みまんは月つき1万まん5000円えん、3歳さいから小学生しょうがくせいまでの第だい1子しと第だい2子しは1万まん円えん、第だい3子し以降いこうは1万まん5000円えん、中学生ちゅうがくせいは1万まん円えんが支給しきゅうされていて、一定いってい以上いじょうの所得しょとくがある世帯せたいには特例とくれい給付きゅうふとして、1人にん当あたり一律いちりつ月つき5000円えんが支給しきゅうされています。

「児童じどう手当てあて法ほう」と「子こども・子育こそだて支援しえん法ほう」の改正かいせい案あんでは、来年らいねん10月つき以降いこう、特例とくれい給付きゅうふの対象たいしょうから年収ねんしゅう1200万まん円えん以上いじょうの人ひとを除外じょがいするとしています。

また、民間みんかんの保育ほいく所しょなどを運営うんえいする費用ひようについて、企業きぎょうが拠出きょしゅつする割合わりあいを増ふやす一方いっぽう、子育こそだて支援しえんに積極せっきょく的てきに取り組とりくむ事業じぎょう主ぬしを対象たいしょうにした助成じょせい金きんを創設そうせつするとしていて、政府せいふは、こうしたことを実現じつげんして待機たいき児童じどうの解消かいしょうに必要ひつような財源ざいげんの確保かくほにつなげたい考かんがえです。