菅総理大臣は、15
日から4
日間の
日程で、
就任後初めてアメリカを
訪問し、
現地時間の16
日にホワイトハウスでバイデン
大統領との
首脳会談に
臨むため、まもなくワシントンに
向けて
羽田空港を
出発します。
対面では初めてとなる会談で、菅総理大臣は日本の外交・安全保障の基軸である日米同盟の強固な絆を改めて確認するとともに、台頭する中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力について意見を交わすことにしています。
菅総理大臣は、バイデン大統領が就任後対面で会う初めての外国首脳となり、会談を通じて、個人的な信頼関係を深めるとともに、強固な日米関係を対外的に発信したい考えで、会談の成果を盛り込んだ共同声明を出す方向で調整が進められています。
出発に先立って、菅総理大臣は、首脳会談で、どのような成果を目指すのかなどについて、このあと総理大臣官邸で記者団の取材に応じることにしています。
安全保障やコロナ対策など議題に
今回の
首脳会談では、
安全保障や
新型コロナウイルス
対策の
ほか、
気候変動や
経済協力、デジタルなど
幅広い分野で
意見が
交わされる
見通しです。
このうち、安全保障をめぐっては、台頭する中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携のほか、沖縄県の尖閣諸島が日米安全保障条約第5条の適用対象であること、台湾海峡の平和と安定の重要性などが確認される見通しです。
また、新型コロナウイルス対策で、ワクチン支援に協力して取り組むことや、気候変動の分野では、日米が連携し、インド太平洋諸国での脱炭素社会の実現を支援するなど、新たなパートナーシップを打ち出したいとしています。
経済協力の面では、世界的に不足している半導体のサプライチェーンの強化などでの連携が取り上げられる見通しです。
さらに、菅総理大臣は、政権の最重要課題である北朝鮮による拉致問題について、バイデン大統領に理解と協力を求め、解決に向けて連携を強化したいとしているほか、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けた協力を改めて求めるものとみられます。
米メディアも日米首脳会談に注目
16
日に
行われる
日米首脳会談で
菅総理大臣が
アジア太平洋地域の
安定のために
日本が
果たす役割を
どのように
表明するのか
アメリカメディアも
注目しています。
アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、14日付けで、「日本は中国に立ち向かうのか。アメリカへの訪問で少しは分かるかもしれない」と題した記事を掲載しました。
記事では、「アメリカは日本にアジアの安定への最大の脅威となっている中国に対してもっと真っ向から取り組むよう迫っている」とアメリカ側のねらいを指摘しました。
これまで日本政府は中国の問題について直接的な言及を避ける傾向があったとしたうえで、「南シナ海や東シナ海での中国の攻撃的な行動を封じ込めるための外交努力を中国が無視するなか、日本が有事の際にどのような対応をとるのか具体的にする必要があるとの声がでている」とも指摘しています。
インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
日本時間の2日未明、インドネシアの火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調べていますが、午前8時半現在、国内や海外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないということです。
N2
Source: NHK
374
Aug 2, 2025 09:08
“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
Source: NHK
Aug 2, 2025 17:08