「Go Toトラベル」東京とうきょう対象たいしょう外がいのキャンセル料りょう 補償ほしょうへ調整ちょうせい

これに伴ともなってすでに旅行りょこうを予約よやくした人ひとがキャンセルした場合ばあいの対応たいおうについて、赤羽あかば国土こくど交通こうつう大臣だいじんは今月こんげつ17日にちの記者きしゃ会見かいけんで「国くにとして補償ほしょうする考かんがえはない」としていました。

しかし、割り引わりびきを見込みこんで旅行りょこうを予約よやくしていた人ひとたちから補償ほしょうを求もとめる声こえが相次あいついだことなどから、政府せいふは当初とうしょの方針ほうしんを転換てんかんし、キャンセル料りょうを補償ほしょうする方向ほうこうで調整ちょうせいに入はいりました。

補償ほしょうにあたっては、利用りよう者しゃがいったん支払しはらったキャンセル料りょうを後日ごじつ、申請しんせいすることで返金へんきんを受うける方法ほうほうや、旅行りょこう会社かいしゃや宿泊しゅくはく事業じぎょう者しゃがキャンセル料りょうの一部いちぶや全額ぜんがくを利用りよう者しゃに請求せいきゅうせずに予約よやくの取り消とりけしに応おうじ、政府せいふが肩代かたがわりする方法ほうほうなどが検討けんとうされています。

キャンペーンの開始かいしがあさってに迫せまり、旅行りょこう会社かいしゃなどでは利用りよう者しゃからの問い合といあわせも相次あいついでいることから、政府せいふは具体ぐたい策さくの検討けんとうを急いそいでいます。

菅かん官房かんぼう長官ちょうかん「利用りよう者しゃに迷惑めいわくかけないよう必要ひつような対応たいおうを検討けんとう」

「Go Toトラベル」で、東京とうきょう発着はっちゃくの旅行りょこうを対象たいしょう外がいとしたことに伴ともなうキャンセル料りょうについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは午後ごごの記者きしゃ会見かいけんで、国土こくど交通こうつう省しょうで実態じったいを把握はあくしたうえで、利用りよう者しゃに迷惑めいわくがかからないよう、対応たいおうを検討けんとうする考かんがえを示しめしました。

この中なかで、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、東京とうきょう発着はっちゃくの旅行りょこうを対象たいしょう外がいとしたことに伴ともなうキャンセル料りょうについて、「会社かいしゃごとにさまざまな形態けいたいがある。国土こくど交通こうつう省しょうで実態じったいを把握はあくしたうえで、事業じぎょう者しゃへの働はたらきかけや、利用りよう者しゃにご迷惑めいわくをおかけしないよう必要ひつような対応たいおうを検討けんとうしている」と述のべました。

「Go Toトラベル」をめぐり、方針ほうしん転換てんかんが相次あいついでいるという指摘してきについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、「東京とうきょうを除外じょがいしたことは、東京とうきょう都との感染かんせん者しゃ数すうが突出とっしゅつし、増加ぞうか傾向けいこうにあったため、専門せんもん家かにご議論ぎろんいただいたうえで決定けっていした。専門せんもん家かの意見いけんを聴ききながら、一ひとつ一ひとつの課題かだいについては、担当たんとう大臣だいじんから丁寧ていねいに説明せつめいしたい」と述のべました。

また、接待せったいを伴ともなう飲食いんしょく店てんに対にたいし、警察けいさつが風俗ふうぞく営業えいぎょう法ほうなどに基もとづいて立ち入たちいることについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは「警察けいさつは法律ほうりつ上じょうの義務ぎむの徹底てっていを図はかり、あわせて感染かんせん症しょう対策たいさくの徹底てっていを呼よびかけるものだ」と述のべ、法律ほうりつ上じょう問題もんだいはないという認識にんしきを示しめしました。

共産きょうさん 小池こいけ書記しょき局長きょくちょう「心配しんぱいは当然とうぜん 実施じっしすれば混乱こんらんは必至ひっし」

「Go Toトラベル」について、共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは、感染かんせん拡大かくだいを招まねく懸念けねんがあるとして、今いまからでも延期えんきすべきだとしたうえで、キャンセル料りょうは国くにが補償ほしょうするよう求もとめる考かんがえを示しめしました。

観光かんこう需要じゅようを喚起かんきするための「Go Toトラベル」を政府せいふはすでに予約よやくされている分ぶんも含ふくめて東京とうきょう発着はっちゃくの旅行りょこうを割引わりびき対象たいしょうから外はずしたうえで22日にちから実施じっしすることにしています。

これについて共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは記者きしゃ会見かいけんで、「観光かんこうを奨励しょうれいすることが感染かんせん拡大かくだいにつながるのではないかと国民こくみんが心配しんぱいするのは当然とうぜんで、実施じっしすれば混乱こんらんが広ひろがることは必至ひっしだ」と述のべ、今いまからでも延期えんきすべきだと指摘してきしました。

そのうえで、東京とうきょうを発着はっちゃくする旅行りょこうを対象たいしょう外がいとすることに伴ともなうキャンセル料りょうについて、「迷走めいそうにつぐ迷走めいそうで迷惑めいわくをかけたにもかかわらず、生しょうじた不利益ふりえきを国民こくみんが負担ふたんするのは無む責任せきにんの極きわみだ。予備よび費ひを活用かつようし、国くにが負担ふたんするのが当然とうぜんだ」と述のべ、国くにが補償ほしょうするよう求もとめる考かんがえを示しめしました。