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Q．死骸を放置しておくとどうなるの？
クジラは哺乳類なので体温が高く、死んでしまうとすぐに腐敗が始まって内蔵や筋肉が溶けてしまう。
その過程でガスが発生し、風船状にふくらんでしまう。
服についたりすると、何回洗濯してもそのにおいはとれません。
日本では、大きなクジラだと年間20から30頭ほど座礁しています。 処理方法は大きく3つあります。 ▼1つ目は、砂浜など陸に埋める方法。 ▼2つ目は、細かく切って焼却する方法。 ▼3つ目は、今回とられる、海に沈める方法。
においの問題を回避するには、今回のように海に沈めるしかないと思っています。
水深が深いところじゃないと、浮き上がってくる可能性があります。 確実におもりをつけて沈めることが大事です。
クジラの死骸処理が初めて大きな問題となったのは、2002年。
最初の1頭を砂浜へ運ぶ作業が難航したため、残りの12頭は海に廃棄。
一方で、打ち上げられたクジラを助けようとして、悲しい事故も起きています。 2007年には、愛媛県宇和島市の入り江に迷い込んだクジラを外に追い出そうとしたところ、クジラが暴れて船が転覆し、海に転落した1人が死亡しました。 巨大な生き物を相手にするだけに、安全第一が求められます。
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Q．死骸の処理はどうすればいいの？
Q．このあとの処理のポイントは？
クジラの死骸処理 これまでは
