愛媛県今治市で
大規模な
山林火災が
発生してから30
日で1
週間です。
29
日も
炎や
白煙は
確認されておらず、
消防は
最終段階の
消火活動を
進めています。
29日也沒有確認到火焰和白煙,消防正在推進最後階段的滅火活動。
3月23日に愛媛県今治市で起きた山林火災では、焼けた面積が隣接する西条市も含めておよそ442ヘクタールと県内では平成以降、最大規模の山林火災となりました。
3月23日在愛媛縣今治市發生的山林火災,燒毀面積包括鄰接的西條市約442公頃,是縣內平成以來最大規模的山林火災。
山林から離れた住宅街でも飛び火によるとみられる建物被害が相次ぎ、空き家を含む住宅11棟、倉庫など10棟のあわせて21棟が被害を受けました。
在遠離山林的住宅區,也接連發生疑似因飛火造成的建築物受損事件,包括空屋在內的11棟住宅、10棟倉庫等,共21棟建築物受到了損害。
市は28日、延焼のおそれがなくなったとして一部の地区の避難指示を解除しましたが、長沢地区と緑ヶ丘団地地区では安全が確認できていないとして避難指示を継続しています。
市政府於28日解除了部分地區的避難指示,因為延燒的可能性已經消除,但在長澤地區和綠丘住宅區,由於安全尚未確認,因此繼續維持避難指示。
現地では29日も炎や白煙は確認されていませんが、午後に山肌が高温になっている「熱源」が見つかりました。
<br>當地在29日也未確認到火焰或白煙,但下午發現山坡表面有高溫的「熱源」
消防などはヘリコプターによる上空からの散水や、水が入ったバッグを隊員が背負って山に入るなど地上からの消火活動を進めています。
(<br><br>消防等正在進行空中直升機灑水、以及地面上隊員背著裝有水的袋子進入山中等滅火活動,)
県外から応援に入った消防隊でつくる緊急消防援助隊によりますと、消火活動は最終段階にあるということで、今治市は31日以降、火災が「鎮圧」したといえるかどうか判断したいとしています。
根據由來自縣外支援的消防隊組成的緊急消防援助隊表示,滅火行動已進入最後階段,今治市希望在31日以後判斷火災是否可以稱為「鎮壓」。
小さな火の粉でも火災の原因に 専門家の実験
今治市で起きた山林火災では、飛び火によるとみられる建物火災が相次ぎました。
<br>即使是小火星也可能引發火災 專家的實驗<br>在今治市發生的森林火災中,接連發生了疑似由飛火引起的建築物火災
専門家が行った実験では、小さな火の粉でも燃えやすいものに付着すると火災につながることがわかったということで、大規模な山林火災では離れた住宅地でも注意が必要だと指摘しています。
專家進行的實驗表明,即使是小火花也會在附著於易燃物上時引發火災,因此指出在大規模的森林火災中,即使是遠離的住宅區也需要注意。
今治市で起きた山林火災では、500メートルほど離れた倉庫が焼けるなど、飛び火によるとみられる建物火災が相次ぎました。
在今治市發生的山林火災中,距離約500米的倉庫被燒毀,疑似因飛火引起的建築物火災接連不斷。
【実験動画】12秒
火災のメカニズムに詳しい東京科学大学の鈴木佐夜香准教授らは、これまでに火の粉が及ぼす影響について実験を行っていて、花壇などに使われる木くずを敷き詰めた場所に火の粉を飛ばすと1分ほどで火の手が上がりました。
<br>【實驗視頻】12秒<br>對火災機制有深入研究的東京科學大學鈴木佐夜香副教授等人,至今已經進行了多次實驗,研究火花的影響。當火花飛到鋪滿木屑的花壇等地方時,大約1分鐘後就會引發火焰。
そして、5分あまりたつと周囲に燃え広がり、住宅の外壁に見立てた部材が熱で変形しました。
<br><br>然後,過了大約5分鐘,火勢蔓延到周圍,模擬住宅外牆的構件因熱而變形了
鈴木准教授は、今回のような大規模な山林火災では、小さな火の粉が隙間に入り込むことで着火して、建物に被害をもたらす火災につながると指摘しています。
鈴木副教授指出,在此次這樣的大規模森林火災中,小火星會進入縫隙引發火災,從而對建築物造成損害。
さらに、火の粉は風速次第で1キロほど離れた場所にまで飛ぶ場合があるほか、複数、飛ぶことで延焼の危険性が高まるとしています。
此外,火星可能會根據風速飛到約1公里外的地方,並且多個火星飛散會增加延燒的危險性。
鈴木准教授は「火の粉は小さくて見つけにくく隙間に入りやすいため、今治市では火の粉が隙間に入り込んだまま着火に至っていないことも考えられる。
鈴木副教授表示:「火星很小且不易發現,容易進入縫隙,因此在今治市可能存在火星進入縫隙但尚未引燃的情況。」
大規模な
山林火災では
家の
周りを
確認し、
燃えやすいものを
取り除くなどの
対策が
必要だ」と
話しています。
「在大規模的森林火災中,需要檢查房屋周圍,並採取措施移除易燃物品。」