일본어 뉴스: 尾身会長「今回の宣言解除今まで以上に慎重に行うべき」

尾身おみ会長かいちょう「今回こんかいの宣言せんげん解除かいじょ今いままで以上いじょうに慎重しんちょうに行おこなうべき」

May 7, 2021 20:05

Furigana

菅かん総理そうり大臣だいじんの記者きしゃ会見かいけんに同席どうせきした「基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん分科ぶんか会かい」の尾身おみ茂しげる会長かいちょうは「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの解除かいじょにあたっては、感染かんせんの状況じょうきょうがステージ3に入はいってさらにステージ2の方向ほうこうに安定あんてい的てきに下降かこう傾向けいこうがみられることが非常ひじょうに重要じゅうようだと思おもう。特とくに感染かんせん者しゃ数すうよりも医療いりょうのひっ迫ひっぱくが改善かいぜんされていることが重要じゅうような要素ようそだ。さらに変異へんい株かぶの影響えいきょうが極きわめて重要じゅうようで、今回こんかいの宣言せんげん解除かいじょを判断はんだんするときは今いままで以上いじょうに慎重しんちょうに行おこなうべきだと思おもう」と述のべました。

下さげ止とまったから解除かいじょすると必かならずリバウンドがおこる

そのうえで、今後こんごの感染かんせん状況じょうきょうについて「感染かんせん者しゃ数すうは少すくないのが理想りそうだが宣言せんげんを続つづけたとしても、数かずが下げ止さげどまりとなる可能かのう性せいがある。ただ、下さげ止とまったからといってすぐに解除かいじょすると必かならずリバウンドがおこる。必要ひつような対策たいさくを続つづけながら、下さげ止とまったとしても2、3週間しゅうかんはぐっと我慢がまんすることでリバウンドまでの時間じかんを稼かせぐことができる。解除かいじょしたあとに『まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち』をしっかり活用かつようすることも重要じゅうようだ」と述のべました。

軽かるい症状しょうじょうがある人ひとに対にたいする検査けんさ積極せっきょく的てきに行おこなう必要ひつよう

尾身おみ茂しげる会長かいちょうは変異へんいウイルスが拡大かくだいする中なかで政府せいふに求もとめられる対策たいさくについて「広島ひろしまで行おこなわれた大だい規模きぼなPCR検査けんさでは、症状しょうじょうがある人ひとの陽性ようせい率りつが9％に達たっしたのに対にたいし、症状しょうじょうがない人ひとの陽性ようせい率りつは1％にとどまった。また、別べつの自治体じちたいでは、けん怠けんたい感かんなど体からだの不調ふちょうがあっても、7％から10％は仕事しごとや勉強べんきょうで出でていることが分わかっている。これらのことから言いえるのは病院びょういんに行いくほどでないくらいの軽かるい症状しょうじょうがある人ひとに対にたいする検査けんさを積極せっきょく的てきに行おこなう必要ひつようがあるということだ。健康けんこう観察かんさつアプリと合あわせて簡便かんべんな抗原こうげん検査けんさキットを活用かつようし感染かんせんが確認かくにんされたら、周辺しゅうへんの無む症状しょうじょうの人ひとに対にたいして広範こうはんにPCR検査けんさを行おこなって大だい規模きぼなクラスターの発生はっせいを防ふせぐ、積極せっきょく的てき検査けんさを進すすめてほしい」と述のべました。