埼玉県深谷市に
ある埼玉工業大学は、
来年度から
国内の
大学で
初めてと
なる「
自動運転専攻」の
コースを
工学部に
設けることになりました。
埼玉工業大学は、学生の送迎に自動運転バスを運行するなど各地で産学官連携による実証実験に取り組んでいて、こうした知見を生かした人材育成を強化しようと、工学部情報システム学科に来年4月から「自動運転専攻」のコースを設置することになりました。
定員は40人で、高度な自動運転を実現するために必要な情報通信や人工知能などの先端技術を身につけた技術者の育成を目指すことにしています。
大学によりますと、自動運転を専攻とするコースが国内の大学に設置されるのは初めてだということです。
このほか「AIロボティクス専攻」「バイオサイエンス専攻」など新たに4つのコースを工学部に設け、専門性の高い教育に取り組んでいくとしています。
埼玉工業大学の内山俊一学長は「自動運転は、地域や社会に貢献する意味でも今後の社会を豊かにしていく技術だと思うので、人材育成などで努力していきたい」と話しています。