木で作られた本物のような猫たち ― 彫刻家・西誠さんの作品
西誠さんは、木で猫の彫刻を作る有名な日本人アーティストです。西さんは1955年に東京で生まれ、1982年に東京藝術大学を卒業しました。その後、1985年から自分で木彫を学び始め、1994年からは猫の彫刻だけを作るようになりました。
ある日、西さんがアパートの外に出たとき、小さな子猫が足元に来ました。子猫は西さんの部屋までついてきて、中に入るとクッションの上で丸くなって寝てしまいました。その姿を見て、西さんはすぐにスケッチをしました。西さんは「子猫が『私を作ってください』と言いに来たようでした」と話しています。この猫は「ちょうちん」と名付けられ、23歳まで生きました。
今、西さんは二匹の猫を一時的に保護して、新しい飼い主を探しています。西さんにとって猫は大切なモデルであり、家族のような存在です。そのため、作品には猫への深い愛情が表れています。
西さんはインドネシアのやわらかい木を使い、ノミや彫刻刀で形を作ります。そのあと、グラインダーで毛並みをきれいにし、焼きペンで毛を一本ずつ描きます。茶色の猫は焼きペンだけで毛並みを表現しますが、白や黒、模様のある猫はアクリル絵の具で色をつけます。目は何回も塗料をぬって、本物の猫のようにきれいに光ります。