Báo tiếng Nhật: 感染拡大の栃木救急搬送困難事案相次ぐ 19回断られたケースも

感染かんせん拡大かくだいの栃木とちぎ救急きゅうきゅう搬送はんそう困難こんなん事案じあん相次あいつぐ 19回かい断ことわられたケースも

Jan 28, 2022 17:01

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょうで、栃木とちぎ県内けんないでは、一般いっぱん患者かんじゃの救急きゅうきゅう搬送はんそうの際さいに医療いりょう機関きかんから受け入うけいれを断ことわられるケースが相次あいついでいて、中なかには、断ことわられた回数かいすうが19回かいに上のぼったケースもあったことが、消防しょうぼうへの取材しゅざいで分わかりました。

栃木とちぎ県内けんないの各かく消防しょうぼう本部ほんぶは、救急きゅうきゅう車しゃで病気びょうきやけがの患者かんじゃを医療いりょう機関きかんに救急きゅうきゅう搬送はんそうする際さいに、4回かい以上いじょう受け入うけいれを求もとめる電話でんわをしても搬送はんそう先さきが決きまらないなどのケースについて「救急きゅうきゅう搬送はんそう困難こんなん事案じあん」としてまとめていて、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいした今月こんげつに入はいり、急増きゅうぞうしています。

このうち宇都宮うつのみや市し消防しょうぼう局きょくでは、今月こんげつに入はいって23日にちまでの間まに「救急きゅうきゅう搬送はんそう困難こんなん事案じあん」が87件けんに上のぼり、去年きょねんの同おなじ時期じきの第だい3波は当時とうじのおよそ2倍ばい、感染かんせんが広ひろがる直前ちょくぜんのおととしのおよそ5倍ばいに達たっしたということです。

断ことわられた回数かいすうが最もっとも多おおかったのは19回かいで、急病きゅうびょうの高齢こうれい女性じょせいを救急きゅうきゅう車しゃに乗のせたまま2時間じかん近ちかく動うごけず、ようやく20回かい目めの電話でんわで受け入うけいれ先さきが見みつかり女性じょせいに命いのちの別状べつじょうはなかったということです。

医療いりょう機関きかんに断ことわられた理由りゆうとして、新型しんがたコロナの影響えいきょうによる病床びょうしょうのひっ迫ひっぱくや対応たいおうできる医療いりょう従事じゅうじ者しゃがいないといった説明せつめいが目立めだったということです。

宇都宮うつのみや市し消防しょうぼう局きょく警防けいぼう課かの遠藤えんどう義行よしゆき主任しゅにんは「救急きゅうきゅう隊たいとしては急きゅう病人びょうにんを前まえに申し訳もうしわけない気持きもちでいっぱいだ。早はやく収束しゅうそくし通常つうじょうの状態じょうたいに戻もどってほしい」と話はなしています。