来月4
日の
北京オリンピックの
開幕に
向けて、
北京の
中心部では
大会のエンブレム
などをあしらった
飾りつけが
行われ、
国営テレビも
連日、
準備の
状況を
詳しく
伝えるなど、
開幕ムードを
盛り上げています。
一方、今月15日に初めてオミクロン株の感染が確認された北京では、28日、新型コロナウイルスへの感染が新たに5人確認され、感染者数は無症状者を含め80人を超えました。
北京市内の公園には、大会を盛り上げるイベント用の特設ステージが設置され、公式マスコットの「ビン・ドゥンドゥン」や、開幕までの日数が表示された掲示板も置かれていますが、周辺で感染確認が相次いだため予定されていたイベントは中止され、訪れる人も少ない状況です。
孫と一緒に公園を訪れた女性は「カウントダウンの掲示板を見て心を動かされました。人が少なく寂しいですが、感染状況を見るとしかたがないと思います」と話していました。
わずかな感染拡大も許さない「ゼロコロナ」政策がとられる中、感染が確認された地区では、地元当局が住民にPCR検査を繰り返し受けるよう求めるなど、大会の開幕を前に警戒感が高まっています。