日本新聞: フィギュア羽生結弦【詳細】あすのフリーの構成は？

北京ぺきんオリンピックで、フィギュアスケート男子だんしシングル94年ねんぶりとなる3連覇れんぱを目指めざす羽生はぶ結ゆい弦つる選手せんしゅは、8日にちのショートプログラムでジャンプにミスが出でて8位いスタートでした。10日にちのフリーでは、挑戦ちょうせんすることを明あきらかにしている世界せかいで誰だれも成功せいこうしていない4回転かいてん半はんジャンプをはじめ構成こうせいの難なん度どを上あげて巻き返まきかえしを図はかると見みられます。

トップチェンとの差さは18.82

羽生はぶ選手せんしゅは、8日にちのショートプログラムで冒頭ぼうとうに予定よていしていた4回転かいてんサルコーを失敗しっぱいし、その後そのごの演技えんぎはまとめたものの得点とくてんは95.15にとどまり、トップのアメリカのネイサン・チェン選手せんしゅとは18.82の差さがついています。

後半こうはんのフリーでの巻き返まきかえしに向むけてカギとなるのが4回転かいてん半はんジャンプです。

羽生はぶ選手せんしゅは、世界せかいで誰だれも成功せいこうしていないこの大技おおわざを、10日にちの大だい一番いちばんで挑戦ちょうせんすることを明あきらかにしていて最もっとも基礎きそ点てんが高たかいだけに成功せいこうすれば大おおきな得点とくてん源げんになります。

9日にち午前ごぜんに行おこなわれた40分間ふんかんの公式こうしき練習れんしゅうで、羽生はぶ選手せんしゅは4回転かいてん半はんジャンプを繰り返くりかえし練習れんしゅうしていて、成功せいこうとはならなかったものの、回転かいてんがやや足たりないジャンプや両足りょうあしで踏ん張ふんばるように着き氷こおりしたジャンプを見みせ、あすに向むけて期待きたいを感かんじさせました。

発表はっぴょうされた羽生はぶ選手せんしゅの演技えんぎの構成こうせいです。

【羽生はぶフリーの演技えんぎ構成こうせい（予定よてい）】

1:4回転かいてんアクセル

2:4回転かいてんサルコー

3:トリプルアクセル＋3回転かいてんループ

4:3回転かいてんフリップ

5:フライング足あし替かえコンビネーションスピン

6:ステップシークエンス

7:4回転かいてんトーループ＋3回転かいてんトーループ

8:4回転かいてんトーループ＋シングルオイラー＋3回転かいてんサルコー

9:トリプルアクセル

10:コレオシークエンス

11:フライング足あし替かえシットスピン

12:足あし替かえコンビネーションスピン

羽生はぶ選手せんしゅは、冒頭ぼうとうに予定よていしている4回転かいてん半はんジャンプのあと、4回転かいてんサルコーを跳とび、続つづく連続れんぞくジャンプはトリプルアクセルと3回転かいてんループとしています。

去年きょねん12月つきの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんでは、トリプルアクセルと2回転かいてんトーループだったため、仮かりにトリプルアクセルと3回転かいてんループの連続れんぞくジャンプを跳とぶと基礎きそ点てんは3.6上あがります。

さらに、続つづくジャンプを3回転かいてんループから3回転かいてんフリップに変かえていてこちらは0.4の上積うわづみとなります。

本番ほんばんでは、必かならずしもこの構成こうせい表通おもてどおりに演技えんぎをするとは限かぎらないものの、羽生はぶ選手せんしゅが巻き返まきかえしを狙ねらって全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんよりも難なん度どを上あげた構成こうせいに挑いどむ可能かのう性せいは十分じゅうぶんあり、あすの演技えんぎへの期待きたいが高たかまります。