そして日ロ首脳会談で当時の野田総理大臣がプーチン大統領に秋田犬を贈ることを伝え、快諾されました。
これを受け秋田県は、大館市に本部がある秋田犬保存会に要請し、ブリーダーの畠山正二さんが育てていた赤毛のメスの子犬の秋田犬が贈られました。
名前をつけたのはプーチン大統領で、ロシア語で発音しやすく、日本語の「夢」を意味する「ゆめ」に決めました。
2013年には、プーチン大統領と「ゆめ」が一緒に写っている写真が公開されました。
畠山さんによりますと、「ゆめ」は人なつっこくおとなしい性格で、現在も畠山さんが飼っている母親の「優姫」に似てピンと立った耳ときれいに巻いた尻尾が特徴で、メスとしては比較的体も大きいということです。
グレーのふさふさとした毛に青い目をしている猫で、佐竹知事が「ミール」と名付けました。 「ミール」はロシア語で平和という意味で、プーチン大統領が秋田犬に「ゆめ」という名前をつけたことから、佐竹知事はロシアとの経済交流という夢をさらに進めるためには平和でなければならないと考え、この名前にしたということです。 県によりますと、先月10歳になった「ミール」は佐竹知事の自宅で飼われていて、軍事侵攻が始まる2日前の先月22日には、最近の様子を撮影した動画が動画投稿サイトに公開されました。 タイトルは「ミール君ののんびりした1日」で、「ミール」が佐竹知事の自宅でくつろぐ様子やほかの猫と一緒に過ごす様子が収められています。
返礼のシベリア猫 秋田県知事が「ミール(平和)」と命名