会議は非公開で行われ、栗原市教育委員会によりますと、事件の概要や事件を受けた対策などについて説明が行われたということです。
具体的には、今回の事件では保護者に情報を伝えるのが遅れたということで、学校などで事件が起きた際は、伝えられる情報を保護者に迅速に発信することや、児童の心のケアに努めることを確認したということです。
また、緊急対応として学校と幼稚園の敷地のうち、車両が通れるような場所はバリケードを設置するなどの安全管理を徹底するよう呼びかけたということです。
会議のあと、事件が起きた若柳小学校の千田知幸校長は「幸いにも児童に大きなけがはなかったが、けがをした児童だけではなく、事件を間近で見た児童たちにも怖い思いをさせたと思うので犯人には憤りを感じている」と話していました。
また、栗原市教育委員会の千葉睦子教育長は「事件を見て動揺している児童もいるので心のケアを徹底するよう改めて確認した。情報共有については今回の教訓を忘れずにスピード感と正確性の両方を考えられる方法を検討していきたい」と述べました。