日本新闻: 筑後川中・下流域の広範囲で浸水被害か国土地理院が分析

筑後ちくご川がわ中なか・下流かりゅう域いきの広ひろ範囲はんいで浸水しんすい被害ひがいか国土こくど地理ちり院いんが分析ぶんせき

Jul 12, 2023 08:07

Furigana

九州きゅうしゅう北部ほくぶの記録きろく的てきな大雨おおあめで、筑後ちくご川がわの中流ちゅうりゅう域いきや下流かりゅう域いきでは広ひろい範囲はんいで浸水しんすい被害ひがいが相次あいついだとみられることが国土こくど地理ちり院いんの分析ぶんせきで分わかりました。

国土こくど地理ちり院いんは、10日にちの記録きろく的てきな大雨おおあめを受うけて、当日とうじつの夕方ゆうがたに上空じょうくうから撮影さつえいした画像がぞうや標高ひょうこうのデータをもとに筑後ちくご川がわの中流ちゅうりゅう域いきから下流かりゅう域いきの浸水しんすいの状況じょうきょうを分析ぶんせきしました。

その結果けっか、筑後ちくご川がわの中流ちゅうりゅう域いきでは福岡ふくおか県けん久留米くるめ市しを中心ちゅうしんに朝倉あさくら市しや大刀洗たちあらい町まちの一部いちぶを含ふくむ、川かわの両りょう岸きしの東西とうざいおよそ10キロ、南北なんぼくおよそ5キロの広ひろい範囲はんいで浸水しんすいが目立めだち、中なかには深ふかさが数すうメートルに及およんだとみられるところもあります。

また、川かわの右岸うがんの佐賀さが県けん鳥栖とす市しでもJR鹿児島かごしま本線ほんせんの周辺しゅうへんが水みずにつかったとみられます。

浸水しんすいは下流かりゅう域いきでも相次あいつぎ、右岸うがんに接せっする佐賀さが県けん神埼かんざき市しの一部いちぶのほか、筑後ちくご川がわの支流しりゅうの山ノ井やまのい川がわに近ちかい西鉄にしてつ天神てんじん大牟田おおむた線せんの大溝おおみぞ駅えき周辺しゅうへんで住宅じゅうたくを含ふくむ広ひろい範囲はんいが浸水しんすいしたとみられています。