先月22日、神戸市西区の草むらで、スーツケースに入れられた穂坂修くん(6)の遺体が見つかった事件で、警察は、同じ日に修くんの57歳の祖母への監禁と傷害の疑いで、修くんの母親で、長女の穂坂沙喜容疑者(34)と、次男の穂坂大地容疑者(32)ら、きょうだい4人を逮捕しました。
捜査関係者によりますと沙喜容疑者は警察の調べに対して「息子をスーツケースに入れて4人で自宅から運んだ」と話し、説明したとおりに修くんの遺体がみつかったということです。
さらに、祖母の話から、次男の大地容疑者がほかのきょうだいに対し、スーツケースを用意するよう指示したとみられるということです。
こうしたことから、警察は母親らきょうだい4人が修くんの遺体を遺棄したとして13日にも死体遺棄の疑いで再逮捕する方針です。
修くんが死亡したのは先月19日ごろとみられ、一家の自宅近くにある防犯カメラには19日の夕方にきょうだいとみられる4人がスーツケースをひいて歩く姿が写っていました。
修くんの背中には広い範囲に打撲の痕があり、警察は暴行を受けたとみて、亡くなったいきさつについても詳しく調べています。