2018
年には、こ
はくの
採掘体験場で
高校生が
肉食恐竜ティラノサウルスの
仲間の
歯の
化石を
見つけました。
2019年には国内では初となる古代のサメ「ヒボダス類」の背びれに付いていたとげの化石も見つかりました。
2021年には、以前見つかった化石をもとに現在のスッポンに近いカメ類の新種「アドクス・コハク」も発表されています。
現地で調査を続けている久慈琥珀博物館と早稲田大学によりますと、2023年6月現在で玉川層から発見された脊椎動物の化石は30種類前後、2955点にのぼっています。
化石を発見した小学生は
化石を
見つけたのは
現在、
小学3
年生の
久保佑さんです。ことし3
月、
両親とともに、こ
はくや
恐竜の
化石で
有名な
岩手県久慈市を
訪れ、
発掘調査に
参加しました。
両親は
古生物などの
研究者で、
久保さんも2021
年から
調査に
参加し、
これまでもサメの
歯やワニの
歯などの
化石を
見つけてきました。
久保さんは今回の調査中、履いていた長靴が汚れたため近くの川にゆすぎに行ったところ、手のこぶし大くらいのかたまりが落ちていたのを見つけました。
そこで拾い上げて割ってみたところ化石を見つけたということです。
この化石が
およそ9000
万年前に
生きていたカメの
仲間、「リンドホルメミス
科」に
属する新種の
下あごで、
貴重な
発見となりました。
会見に出席した久保さんは「うれしかった。発掘調査は昆虫探しみたいに探すのが楽しいです。見つけた化石は落とさないように注意しています」と話していて、将来の夢は昆虫学者になることだということです。
研究にあたった
早稲田大学の
平山廉教授は
久保さんについて、「
佑くんは
集中力が
あるので
大発見する
予感があった」と
話し、
貴重な
発見に
称賛のことばをおくっていました。
国内で発見!新種のカメの化石とは
国内では、
福岡県や
千葉県などでも
新種のカメの
化石が
見つかっています。
「アドクス・コハク」2008年発見 岩手・久慈
おととし(2021
年)には、
今回と
同じ岩手県久慈市で、およそ9000
万年前の
地層から
発掘されたカメの
化石が、すでに
絶滅したスッポンの
仲間に
近いカメが
進化した
新種のものだったことが
判明しました。
この化石は2008年、久慈琥珀博物館の採掘体験場で玉川層と呼ばれる地層から発掘されました。
依頼を
受けた
平山廉教授が
調査した
結果、
化石は
現在のスッポンに
近い「アドクス」という
絶滅したカメの
甲羅だとわかりました。
「アドクス」の化石はアジアや北米でも報告されていますが、この時見つかった化石には甲羅に周辺のうろこの拡大や前方のうろこの消失といった特徴が見られたほか、大きさもアジアで発見された中で最大だったということです。
「アドクス・コハク」の復元図
このため
平山教授は「アドクス」の
中でも特殊化や
大型化が
進んだ
新種だとして、
学名を「アドクス・コハク」と
名付け、
国際誌に
論文を
発表しました。
「タネガシマハナガメ」2003年発見 鹿児島・種子島
2013
年、
種子島の1600
万年前の
地層から
見つかった
古代のカメの
化石が、
甲羅の
特徴から
日本固有の
新種のカメと
確認されました。
この化石は2003年、南種子町教育委員会の学芸員がおよそ1600万年前の地層から発掘。
長さおよそ33
センチの
甲羅が
ほぼ当時の
形のまま
見つかりました。
岡山理科大学高橋亮雄専任講師らの研究グループで種類を見分ける決め手になる甲羅の構造を詳しく調べたところ、現在、台湾やベトナムなど国外で生息している淡水のカメ「ハナガメ」の祖先で、首近くのおなか側の甲羅の大きさや背中の甲羅の形から日本固有の新種だとわかりました。
研究グループでは
このカメの
化石を「タネガシマハナガメ」と
名付け、2013
年、
国際学術誌に
新種として
記載されました。
「オカディアニッポニカ」2001年発見 千葉・袖ケ浦
こちらのカメの
化石が
千葉県袖ケ浦市の
およそ20
万年前の
地層から
見つかったのは2001
年。
千葉県立中央博物館の研究員や大学の研究者らでつくる研究グループが発掘しました。
甲羅や
手足、あごの
骨など150
点余りにのぼります。
台湾やベトナムなどに生息する「ハナガメ」に似ていますが、「ハナガメ」よりも甲羅が大きく、あごのかみ合わせの部分も幅広いことから日本古生物学会が新種のカメと認定しました。
この新種のカメには「オカディアニッポニカ」という
学名がつけられました。
「アドクス・センゴクエンシス」1994年発見 福岡・宮若
福岡県宮若市の
千石峡でカメの
甲羅の
化石が
見つかったのは1994
年。
2015年になって、福井県立恐竜博物館などの調査で新種のカメだったことがわかりました。
見つかったのは1億2000万年から1億1000万年前の白亜紀前期の地層です。
7点あり、大きさ29センチほどの甲羅の一部と考えられています。
福井県立恐竜博物館などが
調査した
結果、
甲羅の
表面の
模様から、3400
万年前に
絶滅した
原始的なスッポンの
仲間「アドクス
類」の
新種と
確認されました。
首のすぐ後ろにある甲羅の台形型の模様をほかのアドクス類と比べると幅が広くなっている点が決め手になったということです。
発見された場所にちなんで「千石峡のアドクス」を意味する「アドクス・センゴクエンシス」と名付けられました。
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