先月24
日に
武装反乱が
発生すると、プーチン
大統領は「
裏切りだ」と
強く
非難。
軍に
断固たる措置を
取るように
指示しました。
しかし、その2日後には、ワグネルの戦闘員に対し、国防省などと契約を結ぶか、あるいはベラルーシに行けば安全を保証すると選択肢を示したのです。そしてその翌日には実際に、“プリゴジン氏がベラルーシにいる”という情報も出てきました。
一方で、今月5日には、今度はプリゴジン氏の信用を失墜させるかのような情報を国営メディアが報じます。
こうした
中で、
日本時間の10
日夜、
飛び込んできたのが、
こちら。プーチン
大統領とプリゴジン
氏との
会談の
情報です。
先月29
日に、ワグネルの
指揮官らも
交えクレムリンで3
時間近く会談したということです。
なぜこのタイミングで
会談の
情報が
明らかになったのか。
そして大統領とプリゴジン
氏の
関係は
どうなっているのか。
旧ソビエト
時代から
長年ロシア
取材を
続けてきた
石川一洋専門解説委員に
聞きました。
(7
月11
日「
国際報道 2023」で
放送された
内容です。
動画は6分17秒。データ放送ではご覧になれません)
6月の会談の情報 なぜこのタイミングで明らかに?
Q.プーチン
大統領とプリゴジン
氏との
先月の
会談の
情報、このタイミングで
発表された
狙いは
どこに
あるのでしょうか?
A.
会談が
行われた29
日は
反乱終結からわずか5
日後です。プーチン
大統領は
この日、ロシアの
起業家たちとの
集会に
参加して、
絵を
描くなどして
反乱は
収束したと
余裕を
見せていました。
しかもその2
日前に、
大統領みずから
反乱について
裏切り者と
非難していました。
しかし、プーチン大統領みずからが、その同じ日に3時間にわたって裏切り者と呼んだプリゴジン氏らワグネルの指導部と3時間もの時間をとって、会談するということは異例なことです。
プーチン大統領にとってのこの反乱の衝撃の大きさを示すとともに、大統領とプリゴジン氏およびワグネルの近さを示し、裏切り者と切って捨てたように見せながら、プーチン閥の身内として遇していることを示しています。
確かにロシアの
国営メディアでは、プリゴジン
氏の
豪華な
私邸を
暴いたり、
これまで
褒めたたえていたワグネルの
軍事的な
功績は
大きなものではないとしたり、
手のひら返しのネガティブキャンペーンが
続いています。
フランスの雑誌報道受けクレムリンが認める形に
しかし今回、
会談の
事実は、まずフランスの
雑誌リベラシオンが
報道したのを
受けて、ペスコフ
報道官がその
報道を
確認するという
形で
認めました。フランスの
報道は
欧米情報筋としていますが、
おそらくクレムリン
あるいはロシアの
諜報機関によるリークで、
それをクレムリンが
公式に
認めるという
複雑な
発表の
形式をとっています。
ただ、クレムリン
あるいはプーチン
大統領としては、
そのネガティブキャンペーンからは
距離を
置きたいということで、こうした
複雑なリークの
方式を
取ったのではないかと
思います。
伝えたいメッセージはただ一つ、ペスコフ報道官の口から「ワグネルの指揮官たちは、プーチン大統領支持のための行動で、これからも祖国のために戦う」と伝えている点です。クレムリンとしては、ワグネルを含めてプーチン大統領の周囲に国は結集していると強調したかったのだと思います。
合意事項は「再び裏方に戻る」か 今後への影響は
Q.
この会談、
何が
中心に
話し合われたのでしょうか?ワグネルの
今後やロシア
軍への
影響を
どう見ていますか?
A.合意事項は「ワグネルはロシアのために戦い続ける」ということに尽きるのではないでしょうか。
ロシア
軍では、
反乱以後動向が
伝えられていなかったゲラシモフ
参謀総長の
映像を
国防省が
公開しました。
プリゴジン氏は、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長こそ裏切り者だと主張していたのですが、国防省はショイグ国防相およびゲラシモフ参謀総長の姿を積極的に公開することで国防省と軍は動揺していないと示したのでしょう。
ただ、3時間の会談でプリゴジン氏らは誰が裏切り者なのか自説を繰り返したのでしょう。
そのリークを
今流すことは、ショイグ
国防相とゲラシモフ
参謀長に対しても、クレムリンからの
お前たちは
勝者ではないという
一種の
警告だと
思います。
プリゴジン
氏については、
彼がパブリックで
これだけの
影響力を
得たのは、ウクライナへの
軍事侵攻に
参加して、
国防省への
批判を
繰り返したからです。
それまでは、
表で
発言することは
ほとんどありませんでした。
合意事項としては、再び裏方に戻るということではないかと思います。
IOC会長 “オリンピック開催時期見直す議論が必要”
IOC=国際オリンピック委員会の会長にことし6月に就任したカースティ・コベントリー氏がNHKの単独インタビューに応じ、夏と冬の大会の開催時期について「地球温暖化の影響で今の期間だけに限定して開催する段階では、もはやなくなってきている。開催のタイミングをオープンに議論する必要がある」と述べ、見直しのための議論を本格的に進めていく考えを明らかにしました。
N2
Source: NHK
47
Sep 21, 2025 16:09
陸上世界選手権女子20キロ競歩藤井菜々子が銅メダル獲た
東京で開かれている陸上の世界選手権の女子20キロ競歩で、藤井菜々子選手が1時間26分18秒の日本新記録をマークして銅メダルを獲得しました。競歩の日本の女子選手がメダルを獲得したのは、オリンピックと世界選手権を通じて初めてです。
N2
Source: NHK
32
Sep 20, 2025 11:09
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