北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
総書記は、
軍の
指揮所を
視察し、
韓国とつながる
北朝鮮側の
道路と
鉄道の
一部を
爆破したことについて「
つまらない同族意識と
統一という
非現実的な
認識を
払いのけたものだ」とした
上で、
強硬な
措置も
辞さない
姿勢を
示しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、キム・ジョンウン総書記が17日、軍の指揮所を視察し、戦闘待機態勢に入った部隊の準備状況について報告を受けたと、写真とともに18日に伝えました。
この中でキム総書記は、韓国とつながる北朝鮮側の道路と鉄道の一部を今月15日に爆破したことについて「単に物理的に閉鎖したという意味を超え、つまらない同族意識と統一という非現実的な認識を払いのけたものだ」と強調し、韓国からの主権侵害があれば強硬な措置も辞さない姿勢を示しました。
北朝鮮は先週の最高人民会議で、憲法を改正し、韓国を「第1の敵対国」と明記したとみられています。
外交関係者からは、韓国は敵対国だと強調することで内部の結束を強めたいねらいもあるとの見方が出ています。