日本新聞: 「富士ソフト」買収米投資ファンド2社の争奪戦が激化

「富士ふじソフト」買収ばいしゅう米べい投資とうしファンド2社しゃの争奪そうだつ戦せんが激化げきか

Oct 21, 2024 17:10

Furigana

大手おおてソフトウエア会社かいしゃの「富士ふじソフト」をめぐりアメリカの2つの巨大きょだい投資とうしファンドがそろって買収ばいしゅうを提案ていあんする中なか、21日にち、一方いっぽうの投資とうしファンドのKKRは多おおくの株主かぶぬしから賛同さんどうを得えるため、TOB＝株式かぶしきの公開こうかい買い付かいつけの期間きかんを延長えんちょうすると発表はっぴょうしました。もう一方いっぽうの投資とうしファンドはより高たかい買い付かいつけ価格かかくを提示ていじしていて、争奪そうだつ戦せんが激はげしくなっています。

富士ふじソフトをめぐっては、アメリカの投資とうしファンドのKKRとベインキャピタルがともに会社かいしゃの非ひ上場じょうじょう化かを目指めざして買収ばいしゅうを提案ていあんし、争奪そうだつ戦せんの様相ようそうとなっています。

このうち、KKRは買収ばいしゅうしたあと会社かいしゃを非ひ上場じょうじょう化かする計画けいかくで、9月つき5日にちから10月つき21日にちまでの期限きげんで1株かぶ当あたり8800円えんでTOB＝株式かぶしきの公開こうかい買い付かいつけを進すすめていましたが、期間きかんを10日間にちかん延長えんちょうし11月つき5日にちまでにすると発表はっぴょうしました。

ファンドによりますと、会社かいしゃ側がわは株主かぶぬしに対にたいしてこの買い付かいつけに応おうじるよう推奨すいしょうしているほか、合あわせて30％余あまりの株式かぶしきを保有ほゆうする複数ふくすうのアクティビストファンド＝いわゆる物言ものゆう株主かぶぬしがすでに買い付かいつけに応おうじたとしています。