日本の
新たな
宇宙飛行士の
候補者に
選ばれ、
基礎訓練を
続けていた、
諏訪理さん(47)と
米田あゆさん(29)が、
正式に
宇宙飛行士に
認定され、23
日に
都内で
行われた
記者会見で「
宇宙開発激動の
時代に、
どのように
活躍できるか
考えていきたい」
などと
抱負を
述べました。
【記者会見 ノーカット動画】
10月23日午後2時から行われた諏訪理さんと米田あゆさんの記者会見
※動画は1時間09分 データ放送ではご覧になれません
記者会見で諏訪さんは「宇宙開発の過渡期の中で変わっていく環境に適応しながら貢献し、科学的な成果を地球に届けられる宇宙飛行士になりたい」と抱負を述べました。
一方、米田さんは「宇宙開発激動の時代に、自分がどのように活躍できるのか考えながら、子どもたちに宇宙の魅力や何かを一生懸命に取り組むことは楽しいことだと伝えたい」と話しました。
2人は2023年、14年ぶりに行われた宇宙飛行士の選抜試験で選ばれたあと、無重力に近い環境を体験する訓練や小型飛行機の操縦など、宇宙飛行士になるための基礎訓練を受けていました。
今後、国際的な月探査計画に参加して、日本人として初めて月面に降り立つことも期待されていて、諏訪さんは「月を目指すことは科学的な意義も非常にあるし、そもそも行くこと自体わくわくすることだと思っています。今後10年、20年の大きなプロジェクトになっていくと思うので、自分に何ができるか考えながら訓練に励んでいきたい」と話していました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、2人は11月から半年程度アメリカで訓練に臨むほか、宇宙飛行士としての技能や体力の維持、向上のための訓練を続けていくということです。