オフィスチェアレースは、日本でとても人気がある新しいスポーツです。選手たちはオフィスチェアに座って、足で地面をけりながらコースを走ります。見た目は簡単そうですが、とても大変なレースです。
このレースは16年前に始まりました。今では東京や京都、静岡など、全国の10以上の都市で行われています。1チームは3人で、2時間の間に何周できるかを競います。優勝するためには、チームで20~25kmくらい走らなければなりません。1人はだいたい8km走ります。
このレースを考えたのは、京都の田原剛さんです。田原さんは、オフィスで椅子を使って遊んでいて怒られたことがきっかけで、2010年に初めて大会を開きました。その後、会社員だけでなく、警察官や消防士、自衛隊の人たちも参加するようになりました。
安全のために、ヘルメットやひじ・ひざのプロテクター、手袋をつけることが必要です。また、使える椅子も決まっていて、改造は禁止です。コースは場所によって難しさが違います。たとえば、静岡のコースは道が悪くて、椅子のタイヤが引っかかりやすいです。レース中にぶつかったり、転んだりすることもあります。
優勝チームには、90kgの米や5kgのマグロなど、特別な賞品がもらえます。参加者の三浦さんは「ふだんはデスクワークだけど、時間があるときに椅子で練習している」と話しています。
田原さんは「子どものころのように楽しく遊べることが一番の魅力です」と言っています。大人になっても本気で楽しめるこのレースは、これからもっと人気になるでしょう。