ケニアで「パラントロプス・ボイセイ」という絶滅した人類の近い親せきの手の化石が見つかりました。この化石は約152万年前のもので、今までに見つかった頭の骨や歯と同じ種類だと考えられています。手の骨は親指が長く、指がまっすぐで、小指もよく動きます。これにより、パラントロプス・ボイセイは強い握力を持ち、現代人のように物をしっかり持つことができたと考えられます。また、手の形はゴリラにもよく似ています。
この発見により、パラントロプス・ボイセイも石の道具を使っていたかもしれないという新しい考えが出てきました。今までは、道具を作るのはヒト属だけだと思われていましたが、最近の研究で他の種も道具を使っていた可能性があるとわかってきました。
パラントロプス・ボイセイは130万年前から260万年前まで東アフリカに住んでいて、他の人類と一緒に生活していました。手の骨から、この種は木登りもできたかもしれませんが、足の形から二足歩行もしていたと考えられます。歯の形や使い方から、硬い植物を食べていたこともわかっています。
この化石は、2019年から2021年にかけて行われた発掘で見つかりました。今回の発見は、人類の進化や道具の使い方について新しいヒントを与えてくれます。