昔、滋賀県の山の近くに、お酒が好きな大工の寅吉という男がいました。お酒を飲むと、どこでも寝てしまう癖がありました。ある日も、山の中で寝てしまいました。誰かが起こして家まで連れて行ってくれました。
ある冬の夜、寅吉は山の中で寝てしまいました。とても寒い夜でした。寅吉が目を覚ますと、タヌキがいました。タヌキは、寅吉の体を背中に乗せて家まで連れて行ってくれました。
寅吉は、その日からお酒をやめました。寅吉は、どうしてタヌキが親切にしてくれたのか不思議でした。お寺の人は「困っている人を助けるのは、みんな同じです」と言いました。
タヌキは、ほかの人も助けました。みんなは、タヌキのことを「お好しダヌキ」と呼びました。