この10年で、日本の給料は少しずつ上がっています。2015年の平均年収は423万円でしたが、2024年には約477万円になりました。これは約54万円、13%の増加です。また、最低賃金も全国で1,000円を超えました。
しかし、物の値段も高くなっているので、実際に使えるお金(実質賃金)は1.4%減っています。つまり、給料が増えても、買えるものはあまり増えていません。
その理由の一つは、税金や社会保険料が高くなったことです。2015年には国民負担率が42.3%でしたが、2025年には46.2%になると予想されています。特に2019年から2020年にかけて、社会保障費が増えたため、負担が大きくなりました。
そのため、今は10年前よりも1人あたり年間約40万円多く税金や社会保険料を払っています。給料が上がっても、手元に残るお金はあまり増えていません。専門家は、給料を上げるだけでなく、税金や社会保障の仕組みも考えることが大切だと言っています。