昔、福助さんという男がいました。福助さんは、古い着物などを買って売る仕事をしていました。家では、奥さんが遊んでばかりいて、福助さんのためにごはんも作りませんでした。
ある日、福助さんは竹の筒を見つけて、家に持って帰りました。そして「この竹の筒で見ると、奥さんが昼間どこで何をしていたか、全部わかる」と言いました。奥さんは驚いて、遊ぶのをやめました。
この話は村の人たちがみんな知っていて、殿様の耳にも入りました。殿様は、城の中でなくなった大切な刀を見つけるために、福助さんを呼びました。
福助さんは、城に行く途中、偶然、刀を盗んだ泥棒が刀を隠すところを見ました。そして、殿様に刀がある場所を教えました。
殿様は喜んで、竹の筒を高いお金で買いました。福助さんは、また仕事を頑張りました。