イエス・キリストの体を包んだと言われる「聖骸布(せいがいふ)」について、偽物だと書かれた一番古い文書が見つかりました。これは14世紀のフランスの哲学者、ニコル・オレームの本の中にありました。歴史の研究者たちがこの文書を発見しました。
聖骸布は長さ約4,3メートルの布で、キリストの体のような像が見えます。この布が本物かどうかは、長い間議論されています。新しい研究によると、聖骸布が偽物だという意見は、今まで考えられていたよりも早くからあったそうです。オレームは1370年ごろ、「聖骸布は教会のために作られた」と書いていました。
聖骸布は1355年ごろ、フランスのシャンパーニュ地方で現れました。すぐに「奇跡の布」として有名になりましたが、当時の教会の人が「これは偽物だ」と発表しました。その後も、他の人が「芸術家が作った」と言いました。
1988年には、布の年代を調べる実験が行われ、13世紀から14世紀の布だと分かりました。今も聖骸布はイタリアのトリノ大聖堂にあります。
今でも聖骸布が本物かどうか、いろいろな意見があります。研究者たちは、もっと調べることが大切だと言っています。